処女穴 ※
「指一本まともに咥え込めないなら、ここでのSEXは底無理だぞ」
そう言って仁は夕輝の太ももにわざと自分のペニスを押し当てた。
「あっ・・・・」
熱く太いものが震える足に触れ、さっき見た仁の剛直が脳裏に甦る。
（あんなモノ・・・入れつもりか・・・・・・・・・・無理だろ・・）
指の先だけでも痛くてこんなに気持ち悪いのに、どうやったらあんなモノが入るのか。想像を絶する事態にただ恐ろしさが襲う。
「っ・・ああ・・」
入口で止まっていた指が一気に奥まで進み、中を探索するように回しながら腸壁を引っかく。
「う・・・あ」
「熱いな・・・柔らかい。くく・・・俺の指に張り付いてくるぞ」
異物の侵入を押し返そうとする内部は、逆に侵入するものに絡みつきピッタリと密着して離さない。指一本。たいした質量でもないのに、受け入れるべき場所ではない部分に差し込まれたものは、痛みと圧迫感、そして不快感しか生まなかった。
「まさしく処女だな」
後ろの孔は処女だと・・・
「トロトロになるまでたっぷりほぐしてやろう」
小さくて狭い引き絞った穴は、濡れた音を立てて蜜のようにとろけて光り、紅蕾を徐々に広げる淫猥な華は男の欲情をそそった。
「はっぐ・・・・・ぅ」
2本目の指が入口を叩く。
潤滑剤の力を借りても、入口の狭さが先端が入るまでを邪魔する。一本目の指に沿わせるようにジュクジュクと少しずつ穴の隙間を広げながら侵入を果たしていき、こじあけた隙間から中にも同時に潤滑剤を送ると、冷たい潤滑剤を受け入れた穴は下半身と共にブルリと震えた。指で奥に撫で付けながら2本の指で腸壁内をかき回すと、圧迫感に耐え切れなくなった夕輝の体が上へ逃げる。その腰を力ずくで引き寄せ尻孔を犯しつつ、しぼんだペニスにも手を伸ばす。
「ひ・・・あ・・・」
後ろの穴を2本の指でグチュグチュと支配され、恐怖に縮こまった性器も手中に収められ、夕輝は自分がどうしてこんな目に遭わなければならないのか、出会ったあの日を呪わずにはいられなかった。
性器をしごかれ、再びむずがゆくなるようなズクズクとした快感をペニスが感じ始めた頃、後孔を侵略していた指は3本に増やされ、痛みと苦しさに白いのど元を突き出して夕輝は嬌声を上げた。
３本目の指がズブズブと後孔を荒らしまわる頃には、膝がガクガクと振るえ、仁に前をしごかれながら腰を支えてもらっていなければ、自分では四つん這いを維持できないほど、前戯による肉体と精神の疲労が体を蝕んでいた。
ズルッと引き抜かれた指に、腸を持っていかれるような排泄感が伴い、吐き気がして「うっ・・」と唸る。
前後の性器を解放され力尽きて滑るようにシーツの上に体を落とすと、今度は仰向けになれと腰を持ってひっくり返された。
仁が夕輝の両足の膝の裏を掴み、グイッと上に持ち上げる。
「な・・・」
夕輝が恐れていた行為が始まる。
自分はとうとう男に犯されるのだ。こんな日がくるなんて・・・悪夢なら早くさめて欲しかった。しかしこれは現実で、つい先日会ったばかりの友人の兄に自分は犯されようとしている。目の前で自分の足を抱え上げ、腹に付くほど反り返った怒張を軽くしごき、俺のアソコにあてがう狂気の男が事実目の前に存在していた。
M字に大きく折られ開かれた足の間に悠然と構える仁は、不適に笑い、濡れそぼった後孔にペニスの先をこすりつけた。
「処女喪失の破瓜の痛みは、なにも女だけに当てはまるものじゃない。男だってここで味わえる。痛みも、そして快楽もな」
傷みと言う言葉に恐れ、自分の穴がキュッと引き締まるのが分かった。穴の中心にグッとその先端をあてがうとぬめりを借りて先端が陰蕾を押し広げてきつくしまった蕾を引き裂くようにズズッと分入ってくる。
「うぐうああ・・・・ぁあ・・・・・ぅ・・ぁああああ」
こじ開けられるとてつもない痛みと、指なんか比べ物にならないほどの圧迫感が穴を支配し、痛みに耐える体はブワッと体温が一気に上昇しこめかみに脂汗が浮き上がる。息を殺し、唇をかみ締め、ギュッとつぶったまぶたの奥にはチリチリと線香花火のような小さな光が飛び散った。
膨張したペニスは亀頭の部分をメリメリと言わせながら、しわが完全に伸びた穴の中に侵入を果たした。先っぽだけがやっと入った状態だが、縛った腕に半分隠れた夕輝の顔は苦しみの表情に歪んでいた。
「痛いか」
「・・・っ・・・たり・・めえ・・だ・・。も・・・ぬけ・・」
「ばかな、まだ先しか入ってない。あとで気持ちよくなる、今は我慢しろ」
「うぁ、ああああぁあぁぁあ」
言い終わると同時に、仁はその怒張を一気に夕輝に付きたてた。巨根が肛口を引き裂く痛みと、それが直腸まで届き臓器がせり上がる苦しみに背中が仰け反り息が止まる。
「がぁ・・・・・・ああ・・・・・・ぁぁぁあ」
開いた口から悲声が途切れ途切れに漏れる。唇はガクガク震え壊れた人形のように体は硬直し動かない。
「全部入った。分かるだろう、お前の中に俺がいるのが」
結合部分の伸び切って切れているのではないかと思う穴の入口を指でなぞり、完全に挿入を果たしたことを夕輝に教える。その指の感触にブルリと身を震わせると、男を咥え込んでいた穴が無意識に雄を締め付けると、仁がのどの奥でグッと声をかみ殺した。
「っく・・・・おい、そんなに欲しがるなよ」
そんなの自分意思じゃない。痛む入口がギュッとすぼんだとき、確かに仁の存在を穴で感じた。あの太いモノが自分の体の中心に潜り込んでいて、傷みと苦しみを与えていることに憤慨と恥辱がわき上る。
「動くぞ」
「っ・・・な・・・ぁぁ」
痛みと不快感の元凶である男の熱塊が内部で蠢き始めた。
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