射精 ※
ベッドに仰向けに寝かされて両腕をローブのひもで結ばれた。ひもの先はベッドに固定され両腕を上げた形で拘束された。



「こんなことしなくても・・・約束通り抵抗なんかしねぇ」



そっぽを向いて縛ることに対して文句を言った。


「男らしく言ったことは実行すると言うことか。潔いな」
「ほどけよ」
「ただの趣味だ。気にするな」
「・・・変態」
「あいかわらず口が悪いな」


その口をふさいでやろうと、唇が落ちてくる。強引に割り入ってくる舌だが無理に押し返すようなこともしない。もちろん自分から舌を動かす気もない。人形のように動かずただ与えられる陵辱をただこの身に受けるだけ。

唇が耳たぶを含みチュイと吸い上げると、そこからゾワゾワと波のような波紋が広がった。そして指が乳首を捕らえ、突起をつまみ上げクニクニと戯れると、そこに誘われるように唇が降りてペロペロと舌を伸ばして舐め始めた。

胸に咲く2つの小さな花を、尖らした舌で円を描くようにして交互に愛撫する。湿った乳首は空気に触れると冷たく、天を向いてピンと立ち上がる。堅くとがった乳首を舌先でチロチロ舐めると敏感になったそこはさらに赤みを帯び、ピンク色から紅梅のつぼみのような色に変化した。
そのつぼみを口に含み吸い上げると、歯を食いしばっていた夕輝は更に口を引き絞り、のどの奥でクッと我慢する音が鳴る。

「乳首も感じるだろ。思った通りいい体だ」

感度もいいと付け加え、乳首をいじる手を夕輝の顔に寄せ、額にかかった前髪を上げて反抗的な目をのぞき込んだ。


「嫌がる顔が一番そそる」


目を合わせたくなくてプイッと顔を背けると、俺にまたがっていた仁はバスローブを脱ぎ、ベッドの横に放り投げた。



現れた仁の体。
自分とは違う完全な男の大人の体。



筋肉のしっかり付いた大きな体躯。胸の部分は筋肉で少し盛り上がり、上腕の筋肉の内側には血管が浮き出ている。腹筋が割れ、腰の部分でキュッと引き絞られた体格はテレビで見たスポーツ選手並みだ。何度も無理矢理押しつけられたり、引っ張られたりしたが、こんな体をした奴に自分が太刀打ちできるはずもないことをベッドの上のこの状態で知ることになろうとは。
そして下半身には上に向かって突き出した剛直。黒い茂みの中から伸びる塊を目にして、そのでかさに驚いて生唾を飲み込んだ。

「なんだ?見とれたか」
「んなわけねえだろ。誰が男の体なんかに」
「そうか?俺はお前の体に見とれたぞ。毎日鑑賞したいくらいだ」
「じょうだんじゃねぇ・・・・・あっ・・・」

仁は俺の両足を広げその間に入ると、まだおとなしい性器を掴み上げた。仁の愛撫で膨張を始めた性器はまだグニャとした感触を残し、仁の手の中でクタッと力なく横たわる。

「反応し始めている。かわいいじゃないか」

人のもんをかわいいとか言うな。男として彼女とSEXするときには立派にその役を果たす自分の息子を、かわいいなどと言われると腹が立つ。ちゃんと勃起すればかわいいなどとは言わせない・・・そう思ったのもつかの間、先ほどの仁の長大でグロテスクなモノを思い出し、アレと比べたら確かに自分のものは遠く及ばないとも感じ、いろんな意味で打ちのめされた気分になった。


やわらかいペニスが濡れた感触に包まれる。
ペチャと口に含まれたペニスは口内の熱に迎えられ、その心地よさにビクッと腰が跳ね上がった。

「んぁぁ・・・」

体をねじってその気持ちよさに堕ちてしまわないように耐えるが、縛られた腕は動かせず、身悶えながら背中や腰をシーツに強くこすり付けることしか出来なかった。

ペニスが頭をもたげ始め小ぶりな性器が勃起し始めると、今度は手でしごき始めた。腹に付くくらい反ったペニスを付け根から亀頭に向けてしごく。指ですぼめた輪の形を作りこするように摩擦を繰りかえすと、亀頭の先の割れ目から透明な液がにじんできた。
その鈴口から漏れる蜜を舌先で舐めてやると、体がしなりそれに答える。


「出てきたぞ。お前の蜜が」
「んっ・・・ぁ・・」


鈴口に舌先を無理に突っ込むと、尿道をこじ開けられるような鋭い苦痛が走り痛みに声を上げるが、それだけではない。痛みと同時に敏感な切っ先をいじくられ吸い上げられる気持ちよさも同時に感じている。その証拠に夕輝のペニスはますます硬さを増し、途切れなく与えられる快感に打ち震えている。

唾液と己からにじみ出る愛液にテラテラと光る若い性器は、魅惑的に仁を引き寄せた。カプと再び口にくわえ、愛撫してやると我慢しきれなくなった声がもれ、さらに男の欲情を煽った。

「んっ・・ぁあ・・・んん・・・っぁ・・・・」

夕輝の腰が上に突き上がるように動き出し、射精感の高まりを知らせる。

「ぁ・・も・・・」
「イキたいか」

「・・・も・・・・・・・で・・る」
「じゃ、イカせてと言ってみろ」

「・・・!!」

そういって仁は口からイク寸前だったペニスを離し、付け根を指で握り締めたまま行為を中断した。

「仁、イカせて、と言ってみろ」
「はっ・・・なに、言ってん・・・だ」

肩で息をしながら、女じゃあるまいしなんてことを言わせるんだと、そんな言葉はおことわりだと抗議した。

「これも命令だ。従わないならやめだ。そして俺はあの画像を好きに使う」
「っ・・てめぇ・・」

「仁と呼べ。何度言ったら分かる」
「このくされやろうが!!」



そして仁はまた俺のペニスをくわえ込んだ。すぼめた口でさっきよりも強くしごき上げる。一方の手は付け根を握り裏筋の射精管を抑えるようにきつく締め、射精を遮る。もう一方の手は袋をもみしだき射精を促す。
促され、でも止められて、熱が膨張したペニスの中で燃え滾るようにうごめいている。イキたいのにイケない・・・こんな苦痛な状態は初めてだった。

「っ・・・・ぁ・・・なんで・・・」
「言えば楽にしてやる」

「・・・・っ・・はあ・・・・・・」
「仁、イカせてだ。言えるだろ」

ペニスで渦巻いていたドロドロとしていた熱が全身に広がり、放出されることの無い熱が出口を探して狂ったように蠢いている。イクしかこの苦しい熱を鎮めることは出来ないのに、あんな言葉を吐くなんて・・・プライドが許さない。
ペニスの先をチュウときつく吸われ射精感が一気に襲う。



「んぁぁ!」

でもイケない。



裏筋を吸われながら血管の浮き出たところをキュッと強く吸われる。



「あぁ・・・ぁ・・」

それでも出すことはできない。



体がガクガクと震えだす。射精を管理されることがこんなにも苦しいなんて。目の前がチカチカして視界がぼやける。体が燃えるように熱い。早くこの状態から開放されたい。楽になりたい。・・・・イキたい・・・・




「じ・・・仁・・・・イカせ・・・て」




震える口から搾り出した敗北の言葉。薄いプライドが、剥がれ落ちていく。


「合格だ」


締め付けていた竿の付け根が開放され、せき止められていた熱と血流が一気に流れ込む。ペニスを軽く一回しごかれただけで夕輝は白い飛沫を飛び散らせた。



「うあああぁぁぁ・・」



グルグル天井が回る。急激な開放に浮遊感の後、体が落とされるような感覚に陥った。

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あきゅろす。
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