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フクロウ目フクロウ科フクロウ属





夏休みの宿題である夏のとも(どこがともなのか甚だ疑問だ)を広げていると、バサバサと音がしてなんだろう、とカーテンを開けた。

するとそこには動物界脊索動物門鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属であるふくろうがいた。昼間なのに。
しかしあたしたちにはそんなの日常茶飯事であるからして何も驚かなかった。むしろ驚く要素はないと思う。

窓を開けるとふくろうはすぐ中に入ってきた。
やや長い尾羽。上面は褐色の羽毛で覆われ白い斑紋が入っていて、下面は白い羽毛で覆われ褐色の縦縞。顔は灰褐色の羽毛で覆われ、顔を縁取る羽毛はハート型。眼はやや小型で、虹彩は黒。嘴の色彩は緑がかった黄褐色。そんなごく普通のふくろうである。
しかし、このふくろうは見たことがない。
つまり知らない人からの手紙、ということだ。

あたしはまず机の横に掛けてあったふくろうフーズを取り、そのふくろうに食べさせた。夢中になっている間に足から手紙を取る。
誰宛てだろう、と首を傾げて(しかしこの家はあたしと母さんの二人暮らしだから大体が母さん宛てだ)手紙を裏返すとそこには珍しくあたしの名前。ご丁寧に部屋の位置まで書いてある。プライバシーの侵害ではないのか?

はぁ、とため息をつきながら封筒をよく見ると、



『ホグワーツ魔法学校』



その名が刻まれていた。







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あきゅろす。
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