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「姫、こっちに座って」

「ありがとうジョージ…ってだから姫ってなんなのさ!」


姫っていったら某人気ゲーム会社の超長寿ゲームのヒロインしか思い付かないのですが。あ、白雪姫とかもあるか。
…って言ってもこの双子たちにはわからないか。マグルのものだし。あたしは今までマグルに近い生活してきたから色々知ってるけど(むしろマグルしかいない中で学校に通っていた)。

そんなことを考えていたら双子はぽかんとした表情であたしを見ていた。
…あれ?あたし変な顔でもしてた?ペタペタと自分の顔を触ってみる。
するとジョージが口を開いた。


「俺とフレッドの見分けがつくのかい?」

「え?そりゃまあ自己紹介されたし…。全て同じってわけじゃないんだから」


最初はドッペルゲンガーかと思ったけど、と苦笑すると左右から圧迫感。あ、これ二回目…!
二回目だからといって慣れるはずもなく。日本人はこんなスキンシップないんだよ!と半泣きしそうになると圧迫感が急に消えた。
目の前には満面の笑みの双子。


「「やっぱりアンナは俺達の姫だ!」」


そして両頬に生暖かい感覚とちゅっ、というリップ音。
何をされたかわかるのに数秒要した。
わかると共に紅潮する頬。


「ば、ばかあぁぁぁあ!」

((やっぱりかわいい!))










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