「失礼しまーす」
ドアの中を覗く、すぐに風紀委員長様が気付く。
「良かった。入って、今書類の作成をしてるんだ。」
迎え入れられて、俺は机を見る。
その量に思わず顔をしかめた。
「これ、あんたのノルマ。ま、がんば?」
委員長様の他に、数人いる役員達が、同情の眼差しを俺に送りつつ、手を休める気配はない。
取りあえず長机の前に座って、見おう見真似で、作業を始める。
所々、説明を受けながら、作業をしていると、夢中になっていた。
「よっしゃ、俺お先!」
終わった順に帰れるらしいとわかると、俄然やる気がわく。
作業のコツも分かってきて、スピードアップだ。
途中、ジュースとか出るし、作業も単純作業だから、これなら楽だ。
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