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意のままに!
何時もの朝
「ちっちょっと待った!」
必死に両手を突き出して押し返すのに、相手の体びくともしない。
しっかりと捕まった手首に情けない声がでた。
「ひぃえぇぇ!」
「もっと色っぽい声だして?」
学校中の女子が見惚れちゃうくらいの笑みを俺に向けながら、俺の手首を左右に引っ張る。
密着した体に、必死で顔をそいつから背ける。
が、
悲しいかな所詮文化部、非力な俺!
顎をつかまれて、正面を向かされる。
顔前に迫る美形風紀委員長の顔にきつく目をつむった。
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