('A`)は明日もいきていくようです。
メガネをかけたイケメン男は
59:◆Yqyp7Uc3Po
02/17(土) 15:12 x+q7Pcy4O
現れたのは超がつくんじゃないか位のイケメン男だった。
黒い瞳に黒い髪、メガネをかけたイケメン男はドクオをまっすぐ見つめて殺気を放っている
(,,゚Д゚)「誰だと聞いている」
イケメンは懐から銃を取り出すと、ドクオに銃口を向けた。
(;'A`)「え〜っと……」
ドクオの心は落ち着いていたが、今の自分をどうやって説明すれば良いのか分からなかった。
(,,゚Д゚)「誰なんだ?答えろ!!3秒待つ!」
イケメンは語尾に怒りの感じさせる口調で三度の質問をする。
(,,゚Д゚)「3……」
その時ドクオの眼がイケメン男の横をすり抜ける2つの線を捉えた。
その線は人間に捉える事のできない速さだったが、ドクオの眼には片方の線がはっきりと分かった
(;'A`)そ「あっ!!ツ……」
ξ゚听)ξ「うぉりゃぁ!!!」
ツン回し蹴りがドクオの側頭部にクリーンヒットし、ドクオは完全にあっちの世界に逝ってしまった。
61:◆Yqyp7Uc3Po
02/17(土) 19:46 x+q7Pcy4O
ドクオが倒れた音が通路に少し響く
ツンは満足そうな顔をして、うつぶせになって顔が見えない不審者を足蹴にし、仰向けにした。
ξ;゚听)ξ「あ……」
そこには見たことある顔が伸びていた。
(,,゚Д゚)「?……どうしたツン」
ドクオの顔を見て固まっているツンに疑問を投げかけるイケメン男。
その時部屋からショボンが慌てるように出てきた。
(;´・ω・)「しぃが侵入者がいるって言っ………いだっ!!」
ショボンは慌てていたのか、喋っている途中でドクオにつまづいて転倒した。
起き上がるとドクオを見て悲鳴をあげる
(;´・ω・)そ「アッー!!!ドクオ君がやられてるぅー!!!」
(,,゚Д゚)「えっ?」
ξ;゚听)ξ「ギコ……この人、新しく来た子。とりあえずジョルジュも来て。」
(;´・ω・)「ドクオ君がやられちゃったよぉ!!侵入者はどうなったの?どうなったの?ねぇ!?」
ツンはギコにそう言うと1人で焦って暴走しているショボンを華麗にスルーした。
(//∀゚)「そいつ、新入りだったのかよ?」
白い廊下から現れたジョルジュと呼ばれた男は、困った顔をし、黒い通路全体を見渡した。
(;´;ω・)「そうだ!!医者!救急車!救急車両!」
もはや軽く泣きが入ってるショボンは携帯を取り出すと119番のボタンを押している
ξ;゚听)ξ「うん、ギコとジョルジュは顔知らないもんね」
(;´・ω・)携帯<18時24分21秒をお知らせします>
(,,゚Д゚)「で、そいつが新入りだったのはわかったけど‥‥‥‥生きてるか?」
(#´;ω;)「このドグサレがぁ!!!!」
携帯を床に叩きつけるショボン
(//∀゚)「取りあえずそのドクオってヤツ、部屋に運ばねぇか??」
ξ゚听)ξ「そうね。ギコ、頼める?」
(,,゚Д゚)「はいよ」
ギコはドクオを抱えると部屋に入っていった
ξ゚听)ξ「あたし達も部屋で休みましょう?」
(//∀゚)「そうだな」
部屋へと歩きだす2人、大破した携帯を見て遂に大泣きを始めたショボン。
ξ゚听)ξ「………デュクシ!!」
(´゚ω゚`)そ「!!」
気絶したショボンの片足を持って引きづりながらツンは部屋に入り、扉を閉めた。
64:◆Yqyp7Uc3Po
02/18(日) 13:48 PINlHV5EO
ここは部屋の中。
ギコ、ジョルジュ、ツン、しぃがすんでいる。
部屋と言っても一階建ての家のような物でリビングやふろ、トイレなどがあり各自、自分の部屋もある。
何も知らない者がみたら本当の家と呼ぶかもしれないが、ここの住人、もしくは関係者は「部屋」と呼んでいる。
そんな「部屋」のリビング。ソファに座り、落ち着いた顔で溜め息をつくショボン……
(´・ω・`)「ふぅ、さっきは取り乱して悪かったね。」
先程まで取り乱していた様子とは正反対の冷静な口調で喋り、テーブルの湯のみを手に取ると口まで運び、少し湯のみを傾ける。
(´・ω・`)「それで、さっきはなんであんな事になっちゃったの??」
独り言の様に呟き、湯のみをテーブルの上に置いた。
(//∀゚)「たぶん俺がわりぃんスよ。」
ショボンに対してテーブルをはさんで反対にいる男が口を開いた。
ジョルジュは赤い髪を掻いて少し困った風な顔になっている。顔の右側は右目、右耳を含め、包帯で覆われているが、軽い、爽やかな印象を受ける顔をしている。
(´・ω・`)「説明してくれるかい?ジョルジュ」
(//∀゚)「あ〜っと、まぁ訓練が終わって4人で部屋に戻ろうとしたら、嗅ぎなれない匂いを感じたんスよ。
で、その近くにショボンさんの匂いもあったんで、侵入者がショボンさんを人質に取ったモンだと思って、ギコ先発で奇襲にツン、ショボンさんの保護をしぃに頼みました」
(´・ω・`)「うん。それで仕掛けたと……」
ξ゚听)b「で、あたしの華麗な回転回し蹴りがテンプルにクリティカルヒットしてやっつけたって訳!!」
ショボンから見て右側のソファに座っていたツンは親指を立てて言い切った。
(,,゚Д゚)「………」
(//∀゚)「………」
(´・ω・`)「空気よめよ」
ξ゚听)ξ「猛省してます」
ツンの一言を最後に4人共黙り込んだ。
65:◆Yqyp7Uc3Po
02/22(木) 15:42 R+v1heNUO
(*゚ー゚)「お茶……入りましたよ」
沈黙に包まれている4人の前に湯のみが置かれる
(//∀゚)「おっ!わりぃな、しぃ」
ξ゚听)ξ「ありがとね」
(;´・ω・)「あ、ありがとう」(僕、湯のみ二個目……)
3人はそれぞれしぃに感謝の言葉をかけると、湯のみを手にとった。
しかし、3人はギコの方を見た瞬間に固まった。
(,,゚Д゚)「ありがとな」
(//ー/)「いえ………」
ギコに渡されたのは湯のみではなくマグカップだった。
しかもハートが大量に書いてある、取っ手もハート形のマグカップだった。
しぃはギコの隣に座ると下を向いて黙り込んだ
(;//∀゚)(なんだ、このあからさまな差別は……)
ξ;゚听)ξ(……玉露?)
(,,゚Д゚)「……?どうした?なに見てんだ」
(;´・ω・)(志村ぁ!マグカップ!マグカップ!)
ギコは固まった三人を不思議そうに感じながらも、マグカップを持ち上げてハッとした。
(,,゚Д゚)「なぁ……」
ξ゚听)ξ(おっ!気がついた!!)
(,,゚Д゚)「そういえば新入り、まだ起きないのか?」
ξ゚听)ξ「そういえばもう結構時間たつわね」(……鈍っ!!!)
(´・ω・`)「ツンの回し蹴りだからね……。息はしてるけど、いつ起きるか……」(志村……マグカップ……)
(//∀゚)(鈍いってレベルじゃねぇぞ)
66:◆Yqyp7Uc3Po
02/22(木) 15:53 R+v1heNUO
三人の思考がシンクロしてるかのようなツッコミだったが、ここでジョルジュはあることに気がつく。
(//∀゚)「そういやぁショボンさん、ギコがあの新入りに殺気たててる時になんで出てこなかったんですか??」
このジョルジュの何気ない質問に、ショボンの表情が強張る。
(;´・ω・)「えっと…それは…」
ショボンは冷や汗をかいていたが、もう1人、緊張からか額に汗をにじませる者がいた。
ξ゚听)ξ「確かにジョルジュの言うとおりね……」
(//∀゚)「あのドクオってヤツとはちょっとの間だけど向かいあってた。
もし、アイツに「部屋」の案内をするにしても、ついて来ないと分かったら入り口まで戻って来るでしょう?普通」
(,,゚Д゚)「しかも、しぃが向かってからでしたよね?来たの」
見る見るショボンの表情が曇って行く。
ξ゚听)ξ「ねぇ、しぃ。アナタもみんなが「部屋」に入ってくるまで何してたの??」
(;゚ー゚)「えっ、あの………」
しぃの顔は明らかに動揺していた。
緑色の瞳が左下へと泳いだ……。
しかしそれ以上にショボンの顔色も冴えない。
再び部屋を沈黙が支配した………
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