('A`)は明日もいきていくようです。
朦朧としていた意識は一瞬にして
14:名無しさん
11/18(土) 00:04 dyyfpbKEO
('A`#)「頭いってぇ、なんだよ??」
頭を押さえながら身体を起こすと、先程自転車をこいでいた場所より5メートル位後ろにいることに気が付いた。
('A`#)「どんだけ吹っ飛ばされたんだよ。つか、もしかして意識飛んでた?」
朦朧とする意識の中で「あぁ失神初体験だ。」と下らない事を考えていた‥‥‥が、
('A`#)「ア‥‥‥‥」
朦朧としていた意識は一瞬にして醒めた。
自宅の方角の夜空が紅く色付いていた、こんな時に思う「まさか」ってのは結構当たるもんなのかもしれない。
16:名無しさん
11/18(土) 11:50 dyyfpbKEO
('A`)「かあさん!!」
自分でも何故この時母親を呼んだのかわからなかった。
(;A;)「くそっ!!」
まだ決まったわけじゃないが、毒男の目には涙が溢れていた。しかしそんな事は気にもせず毒男は走った。
その走る姿を木の上から見つめる人影が二つ。木の影で顔は見えない。
( )「なかなか良い走りだね。」
非常に落ち着いた口調で片方の影が言った。
( )『でも「あそこ」は早さだけで生き残れるような場所じゃありませんよ??』
こちらの影も冷静な意見を言った。
( )「大丈夫、僕がどうにかするよ、それより‥‥‥」
その時、風が吹き木の影がズレて片方の影に月の光が射した。
(´・ω・`)「そろそろ仕事だ‥‥」
19:名無しさん
11/27(月) 00:22 WsHP4oyIO
―不幸は突然やってくる、だから心構えが必要だ。
あなたの隣にいる人が、もしかしたら1秒後に死んでいるかもしれないのだから―
('A`;)「はぁっはぁっ」
毒男は今、燃え盛る一軒の家の前に立っていた。
その家は紛れもなく自分の家だった‥‥‥
('A`;)「くっ!この匂いなんだよ。とにかく消防車!!」
―その匂いは人の焼けるモノで、毒男がそれになれるのはもう少し後の事である―
一刻も早く消防車を呼ばなくてはならない。
毒男は携帯電話を取り出した瞬間だった‥‥‥‥‥‥‥
『ボトッ!!』
携帯電話を握ったままの右腕が地面に落ちた。
20:名無しさん
11/27(月) 00:44 WsHP4oyIO
('A`)「‥‥‥‥」
毒男は地面に転がっている元自分の一部だったモノを見た、そして一応右肩を確認した。もちろん自分の肩から先はないし、血が大量に出ている。
痛みがないわけがない、しかし「何か」かが自分の家を吹っ飛ばした。そして今利き腕を「何か」かが落とした。
その二つ「何か」は同じなで近くにいる。
そんな気がした‥‥‥‥
『ガチャガチャガチャ』
('A`)「!!!」
毒男は背後に何かが降り立つ音に振り返った。
そこには異形のモノが三人‥‥三体と言ったほうが正しいのかもしれないが、並んで立っていた。
23:名無しさん
11/30(木) 23:50 WOhKIybDO
自宅から上がった炎に照らされ三つの影が姿をあらわした。
一体は腕のかわりに無数のワイヤーが触手のようについていて、下半身は三脚のような脚だった。
二体目は胴から重火器が飛び出している、二体共首から上はない。
三体目、真ん中にいるヤツはフードつきの布が巻かれている。両腕がでていたが、その両腕は人と同じ形はしても、人のモノではなかった。
('A`;)「あ‥‥‥あ‥‥」
毒男は相手のあまりの非現実的な容姿に声がでなかった。
自分が直面している現実に、もはや腕の痛みなど忘れている。
そして、二、三歩後退りした。だが
('A`;;「ぐぁ!!」
両脚にワイヤーが絡まりくい込んだ。
ブチブチと嫌な音がして、ワイヤーは肉を切り込んでくる。
('A`;;「うわぁぁああ!!!」
(´∀`)「安心するモナ、オマエもすぐにコイツ等みたいにしてやるモナ。」
真ん中にいたヤツがフードを取り、喋りかけてきた。
27:◆Yqyp7Uc3Po
12/30(土) 01:18 ynxARv57O
(´∀`)「大人しく殺されてくれれば我々としても楽モナ。ま、そんな状態じゃ抵抗できないモな。」
俺なんか殺してどうすんだって尋ねる瞬間だった。
ワイヤーで脚の自由を奪っていた奴‥‥
言葉で表すには形容しがたい化け物が突然「潰れた」。潰れたと言うより、「内側に向かって圧縮された」と言った方が正しいのだろうか‥‥‥。
(´・ω・`)「悪いけど‥‥この子は僕がくそみそ‥‥‥じゃなかった、僕が預かるよ。」
('A`;)「!!」
背後からの突然の声に振り向くと、眉の端が下がったショボくれた顔をした男がジョジョ立ちをしていた。
29:◆Yqyp7Uc3Po
12/30(土) 02:37 ynxARv57O
(;´∀`)「………」
(;'A`)「‥‥‥‥」
(´・ω・`)「‥‥‥ツッこみは一切ナシか。ぶち殺したい気分だけど、この空気壊したのはまずかったね」
(*゚ー゚)「仕事中なんですから、真面目にお願いしますよ」
そう言ってショボくれた男の横に降り立ったのは、ドクオと同い年位の普通の女の子だった‥‥左手以外は。
(´∀`)「…お前等知ってるモナ。最近我々の活動を邪魔している奴モナ。」
(;'A`)「つうか一体なんなんだよ!?」
ドクオは大量出血により意識が飛びそうになりながらも、今ある状況全てに対して叫んだ。
(´∀`)「静かにしてろモナ。人間は血液とか言うものが無くなると活動できなくなるんモナ?」
30:◆Yqyp7Uc3Po
12/30(土) 02:43 ynxARv57O
(´・ω・`)「確かにそうだよ。大量出血すれば誰でも死ぬ。うん、君もうすぐ死ぬよ、顔色デスラーみたいだし」
(*゚ー゚)「そうですね。手遅れっぽいですね」
('A`)「助けにきたんじゃ‥‥‥」
なかったのかよ!?と、最後まで口にすることはできず、ドクオの思考はゆっくりと闇に染まっていった。
ただ最後に
(´・ω・`)「君の生死は関係ない、僕と奴が欲しいのは君の体だけ。性的な意味じゃないよ…」
そのことばを聞き終わらないうちに、彼は死に堕ちた。
31:◆Yqyp7Uc3Po
01/01(月) 00:59 YWPqZpfIO
燃え盛る家。
立ち上がる炎に照らされた庭に伸びる6つの影
だがその内の2つはもう動かない‥‥
一方は爆発炎上してしまったこの家に住んでいた少年。そしてもう一方は突如潰れてしまい、もはや機械と肉の混合物。
(´・ω・`)「さて‥‥じゃあこの死体、奪い合おうか。しぃ」
しぃと呼ばれた少女は赤みを帯びた茶色の髪をツインテールにしばって、緑色の瞳で相手を睨み付けた
(´∀`)「どちらが手に入れるにしろ、『そこにころがっているそれ』が行き着く先は地獄モナ。意志を持って殺しをするか、感情を持たずに殺しをするかそれだけモナ」
33:◆Yqyp7Uc3Po
01/01(月) 01:35 YWPqZpfIO
(*゚ー゚)「なんでも良いです‥‥‥‥
早く始めましょう、人が集まってきますし‥‥」
しぃは呟くように
しかしはっきりと通るような声を響かせた。
静寂
(´∀`)(何か…何かがおかしいモナ!)「くっ!退くモナ!」
グシャ!!
後ろに飛び上がりながら吐いたセリフ
その命令に従う筈であった傍らにいるモノ
それはもう肉と銃火器の塊になっていた。
そしてその塊はしぃの左手に握られていた
(*゚ー゚)「アナタ‥‥‥もう一人ですよ」
しぃは塊を地面に落とし、左手に着いた血ともオイルともわからない液体を払う
(´∀`)「ハっ!!ハハハハハ!!」
(;´・ω・`)「あらら、思考回路あぼーんしちゃった??」
(´∀`)「貴様等の様な生物がいなくては侵略は面白くないモナ!!
私の名はモナー、「四人」の一人モナー。今日は退くモナ。だがまた会うことになるモナ。またいつか‥‥‥‥」
そう言い残しモナーは一瞬にして消えた。
モナーが立っていた炎に伸びる二つの影の間には、何一つ残す事無く
(´・ω・`)「モナーか‥‥」
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