嘲笑う戯言
思いと擦れる
異なる思いに
他人を感じる
浴びせる思いは
重いだけで
どこにも
何にも
響かず
虚しく思いの彼方へ
消えていく
共に流す涙の
意味さえ違う
そんなことにも
気付かない
お人好しに感じるのは
ただの憤り
分かっている。
思い上がりに
燃える偽善は
ただの火種にしかならない
共に溢す笑みの
理由さえ違う
そんなことにも
気付かない
調子者に感じるのは
ただの憐れみ
温もりに抱かれた
赤ん坊は
何も知らず
ただ泣くだけ
いつか来る
勘違いの確信を抱き
救いを待つだけ
熱は冷める
そんな誰もが
知っていることさえ
知らずに
ただ泣くだけ。
そこにはもう誰もいない
それさえ気付かず
永遠に来ない
救いを求めて
泣き続けるだけ。
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