捧げる独白
貴方の為に詠います
貴方は望まないかもしれない
貴方は聴きたくないかもしれない
それでも
貴方の為に詠います
貴方はいつも
何も望まず
何も言わず
孤独り
辛苦に耐えて
泣いているから
せめて
貴方の為に謳います
唄は所詮はただの言葉で
貴方を支えることさえ
できない儚く脆いモノだけど
ひたすら
貴方の為に唄います
貴方はいつも
誰にも言わず
誰にも見せず
弱さを抱えて
清まし続ける
寂しがりやだから
せめて
貴方の為だけに唱います
飾らない言葉が
貴方に届けと願うだけでは
何にもならないけど
いつも
貴方の為だけに謳います
この声が届く場所で
貴方が笑うその時がきたら
詩ではない
言葉でもない
無言の想いと無言の支えを
貴方にだけ尽くします
貴方が望む望まないにかかわらず
貴方の翼になります
孤独り耐えるなんてして欲しくはないのです。
だから
無言の詩を貴方に捧げます
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