雨さ晴らしの戯言
流したくない涙に
何れ程の想いが
零れ堕ちるのか
溜まった憂い
何一つ消えずに
壊れていく此の精神
最早保つ事さえ
叶わない。
曇った空から
零れる涙に
不快が積もる
一筋の光を望む
彷徨う躯。
行着く先知らず
涙を拭う傘さえ
喪失して歩き続ける。
身体を重くするのは
空の涙か
吐き出せない溜め息か
生温い雨は
不快感しか与えず
止むことはない。
流したくない涙に
何れ程の後悔が
滲み締め付けるのか
握った哀しみ
何一つ消せずに
見回す荒野
最早通る人さえ
居やしない。
吹き付ける風
濡らし続ける
生温い雨
張り付く不快感
拭えぬ涙
暗い空
雨を晴らして
広がる空を見上げれば
きっと全て消える
其処に溢れる
光の世界。
いつか辿り着く。
09/07/04.
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