欠落の独白
音もなく
欠け行く
自分の欠片
繰り返すだけの毎日
降り積もる灰が
姿を取り戻すことはなく
虚しく過ぎては
消えていく時間に
漂う自分は褪せていく
不条理ばかりを
圧しつけ
雑音ばかりを
溜め込ませる
下らぬ日々に
増す苛つきも
歪んだ理想に
嘆く苦しみも
言葉にせずに
溜め込んだ
吐き出す術のない
哀しい現実に
崩れゆく自分の欠片達
掴みたくても
力なき手は動かず
壊れゆくのを
見ることしかできない
助けて
拾って
消えないで
言葉にはできない
無表情に隠れた
本当の想い
還りたい
笑顔の日々を
思い出して
溢す溜め息と涙
誰にも気付かれず
また今日も
欠け落ちる
自分の中の何か。
笑顔でいれた
あの場所に
還りたい
願いはいつか
想いを乗せて
形になるかな
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