空を奏でる謳い
空色の唄を君に捧げます
穢れに俯く世界で
孤独り堪える
強がりも
笑顔から零れ堕ちる
無色の雫も
風が浚って
清んだ世界へ消していく
消えることなく
ただそこに
様々な雑音が縛る
がんじがらめの現実も
顔を上げれば
無言の優しい世界へ
言葉なんてなく
ただ君を
そこにはしがらみなき
安らぐ澄んだ空
どんなに孤独りが溢れても
ずっと見守り続ける
誰より優しき大空
空色の唄を君に謳います
君に似合わぬ苦しみも
望まぬ鎖の現実も
君が泣くなら
大空はそっと君を包みこむ
現実に閉じてしまった
瞳も心も優しい君も
見上げた先には
無言の温もり
澄んだ大空
其処が君を苦しめるなら
其処は君の空じゃない
広がる大空
ずっと見守って
彼方の声が君を待つ
君の空はきっと
あるから
静寂の囁きに耳を傾け
堪える必要はないから
君の空を探して
歩き出しても良いと
思います
広がる大空は
何も言わず見守るから
空色の唄を君に謳います。
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