不運・仁吉先生 ①
①某CM「Welcomeだよ」な仁吉先生ネタ
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テニスコートで女子生徒と走る仁吉を校舎の影から見つめる(睨む)長崎屋の三人。
（いいなぁ。あの娘たち……）
（(あんの色男
)）
「決めた！ 私は庭球部に入部するよ」
「何言ってるんですか若だんな！ 運動部はいけないと、旦那様もおっしゃっていたでしょうが」
「あたしも佐助さんに同感だね」
「屏風のぞき！ 学校では“佐助先生”と呼ばなきゃ不味いよ。お前も妖だってことが、バレてしまうじゃないか」
「あたしがそんな下手なこと、するように見えるのかい？ いいかい若だんな。こんなにも男前で話のわかる妖が他……痛っ！」
「話を曲げるんじゃないよ屏風のぞき。いいですか、若だんな。仁吉(あやつ)がいるからって、庭球部に入ろうなんて考えはやめて下さい。料理部にしましょう。部活動回数も週二回だし、栄吉さんも入ってるじゃないですか」
「う゛……そりゃあ、栄吉と同じ部に入れたら楽しいだろうけどさ。でも……」
「「……でも？」」
「……なっ、なんでもない！」
（ったく、こんなに頬を赤く染めて……そんなに仁吉さんと一緒がいいのかねぇ）
（若だんな……も、もしや料理部の顧問が私だから嫌なのでは！？）
顔が真っ赤な一太郎、呆れる屏風、勘違いな佐助。
その一方での仁吉。
（一体いつまで走らなきゃいけないんですか……。嗚呼、若だんな！ こんな様子じゃ、今日は校門まで送ることができないかもしれません……）
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某CMも、私の脳内妄想にかかるとこんなにも腐ってしまいました(でも楽しい^^)
今回は仁若というより、仁←若風味。
続きます。
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