牢獄に堕ちる熱。
牢獄に堕ちる熱。
事を終えた後で、
俺らはベッドに怠く横になりながらも、少し話をしながらじゃれ合って居た。…と言っても殆ど俺が一方的にだ。
いつも事後はしばらく俺に背中を向けて拗ねるのが日課な準太。
そんな準太の髪や背中や首筋を優しく撫でたり痕をつけたりしながら話しかける俺。痕をつける行為に関しては、よく怒られるがこれも日課になってる。
だいぶほとぼりも冷め、落ち着いて来た様子だったのは、
俺の呼び掛けにゆっくり俯せになり顔をちらりとこちらに覗かせる姿から伺えた。
その仕草がたまらなく可愛い。
俺も俯せに寝直し組んだ腕の上に顎を乗せ、顔だけはずっと高瀬の方に向けていた。
しばらくはその不貞腐れた顔を、締まりの無い顔で見つめ続けるのも日課。
080120
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