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スターチス
「どうか助けてください!!次こそは絶対成功させます…命だけは命だけは…」

「アバダケダブラ」

緑の閃光が部屋の中を走った。

パタリ、と男は倒れた。

無意味な事よ。
私に命乞いなど無駄なことを…

「ナギニ、エサの時間だ」





「我が君?」

「first nameか。」

「大変お疲れの様ですし少しお休みになったほうが…」

「要らぬ世話だ、まだやるべき事がある。無能な輩には任せておれん」

ヴォルデモートは先ほどの男を思い出し苦虫を噛み締めた。

「ならば私がやります」

「おまえがか…?」

死喰人達は私への忠誠を誓っているが、私への恐怖で従っている奴らばかり。
私も仲間など思っていない。ただの下僕にしかすぎない。
そう、信じられるのは自分ただ一人だけ。

だがfirst nameはどこか他とは違っていた。
有能な魔女であることは確かだし、任された任務はすべて完璧にこなす。
ただ、違っているのは私を見る目。
他の死喰人達は私を見る目が恐怖に満ちているのに対し、first nameはたまに見透かすような目で、時には悲しい瞳で私を見ている。

あぁ、私ともあろう者がたかが小娘ごときに対しこんなにも真剣に考えてしまうなんてやはり疲れているのであろうか。

「まぁ、いいだろう…」


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あきゅろす。
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