懐かしきかな:2


not夢でDFFキャラの中の人ネタ小説です。ほぼ台詞で構成されているのでそれでもOKな方はお読み下さい。



―秩序の聖域にて。ウォーリアがクラウドなどと共にスコールへ隊長コールを送っている折、フリオニールも不思議な感覚をおぼえていた。その視線の先は、やはりスコール。


fri「なあ、スコール」
squ「今度はお前か…」
fri「仕方ないだろ、なんか、スコール見てると俺の武器が一本足りない様な気がしてならないんだ。昔、大切な武器を失ってしまったような、そんな気持ちに…」
squ「次は武器か」
fri「…なんか、ピエ…ぴ、ピエロ?みたいな感じの名前だったはずだ」


ピエロなんて名の武器、聞いたこと無いぞとスコールは内心首を傾げていた。ケフカに変な夢でも見せられたんじゃないかと少しだけフリオニールを心配してしまった。そして、ちょっと離れた場所で話していたウォーリア達の所からオニオンナイトもいつの間にかこちらに来ていた。


oni「実はフリオニールの事もなんか、昔から知ってる気がするんだよね」
fri「俺がか?」
oni「うん。凄く頭がいい仲間っていうか…」
fri「どんな感じだったんだ?」
oni「えっと、恐竜のほ、骨…?うん。なんかそういうので、あと…じ、ジー…違うな、ジュース。よく思い出せないけどそんな名前だったような」


フリオニールは必死に思い出そうと唸っているオニオンナイトを見て、何故か自分が可愛い息子をもったような気持ちになった。親子という関係になるほど年は離れていないのに。


squ「とにかく…ッ!俺は武器じゃないからな!坊ちゃ……フリオニール!」
fri「…坊ちゃん?その呼び方やめてくれ!」
squ「す、すまない…。お前を見ていたら、その、そう呼ばなくてはいけない気がして…、変だな」
oni「本当、変だね。でもなんか違和感無いよね」
fri「…否、勘弁してくれ…。それよりも早くカオス側の奴らを探さないといけないな」
squ「ああ。…とりあえず、」
fri/squ「ガーランド、だな」

重なった声にオニオンナイトが首を傾げた。

oni「ガーランド?」
fri「い、いや、…一刻も早く捜し出して、一発叩きのめさないと気が済まないんだ!こう…もやもやするんだ」
squ「俺もそうだ。坊ちゃ………否、とにかく倒さないと腹の虫がおさまらない」
oni「どうして?」
fri「…わからない」


何か過去にあったのは間違いのだが、漠然としすぎて何に対して苛々しているのかとか、お互い何故知り合っていたのかもいまいちパッとしない。嫌な気はしない、きっとその時の自分達は仲間だったことは確かである。話の収拾が付かなくなりそうなので曖昧ながらも、とりあえず一旦話を切ろうとした瞬間、ウォーリアが声を上げた。フリオニールたちの視線が其方へ向く。


wol「私の隠れ必殺技を見てくれ」
fri「なんだ…?」
wol「喰らえ!震天裂空斬光旋風滅砕神罰割殺撃ィイ!」
squ「凄い名前だな」
fri/oni「……ロ、ニ…」

呟いていた二人の言葉はその本人すら無意識のうちだった。



今度はテイルズネタ。フリオニールがリオンandジューダスでスコールがシャルティエ。玉葱騎士がカイルでウォーリアがロニでした。あの長い秘奥義は全く発動できたことがありませ…ん…。
20090211




 


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