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蛇足

楓は手紙を読んで再度決心した。


自分がTSUTAYA学園に通い続ける事を。

そして

もう二度と家族をあてになどしない事を。


――俺は……三木家の汚点だ。

汚点にこれ以上無駄な出費をしないというのは、あの母さんからしてみれば当たり前の事だ。

そして周りからの目を気にして俺を家から遠ざけた事も。

俺は家族から捨てられたのだ。

たった一枚の通帳で繋がっていた絆も、たった一枚の手紙で断ち切られてしまった。

そう、これが俺の現実だ。

しかし俺はどんなに家族に疎まれようと汚れ物扱いされようと絶対に


絶対に


俺はにTSUTAYA学園を卒業してみせる。


それが今まで親の言いなりになっていた俺の最初で最後の





家族への反抗だ。

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