※都合のいい女
ページ:10
食事をしながらマサノリとの関係を探るリエ。
「タカちゃんとマー君はなに?」
「昔よく遊んでたんだよ」
「‥なんで私の番号知ってるの?」
「ヒロって奴がいたろ?」
(ああ、居酒屋で会ったヒロね)
「ヒロが『マサノリが居酒屋でちょーいい女といた』って言っててさー」
(余計な事を‥)
「その女の名前がリエだったって聞いて、まさかと思ったんだよ」
「‥‥」
「んでマサノリ聞いたらやっぱりお前だったってワケ」
「‥‥」
「いい女になったリエに会いたくなって番号聞いた」
(マー君‥一言言ってくれてもいいのに)
リエはマサノリに自分を売られたような気がして少し悲しくなった。
「でもマジ綺麗になったよリエ」
「ありがと‥」
食事を終えて、帰ろうとした時
「あっそうだ!リエの忘れ物、俺まだ持ってんだよ」
「えぇ?やだーなに?」
「やっと返せるわー。とりあえずうち来いよ」
この時、リエは元彼タカノリの罠にまんまと嵌められた。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!