※都合のいい女
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──翌朝。
心地よい温もりを感じながら目を覚ましたリエ。
すぐ隣には穏やかな寝顔のマサノリ。
なんともいえない幸福感に包まれた。
リエはマサノリを起こさないようそっと髪をなで軽くキスをした。
「うー‥ん‥」
マサノリは寝返りをうった。
「マー君大好き」
リエは小さく囁いた。
(ずっとこんな日が続けばいいのに…)
リエはもうマサノリとは離れられない離れたくない気持ちでいっぱいだった。
でも、セックスから入った恋。
しかもマサノリには彼女がいる。
不適切で不確かだけど甘いこの関係を終わらせたくない気持ちの方が勝って、いつも本当の事を言えないでいた。
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