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※都合のいい女
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高橋の部屋。


答えが欲しい2人は今日も何かを求めながらセックスをしていた。



「‥っ‥んん‥‥」


「あー‥」




──────‥‥。




同情セックスを終えた2人。


ベッドに横たわりながらテレビを見る。



「なあ‥」

「んー?」


「俺達何やってんだろうな?」

「‥‥‥」


リエも同じ事を思っていた。


「なんか‥ごめんな‥」

「‥なんで謝るの?」

「こんなの最低だよな‥」

「‥‥‥」

(‥本当最低‥私‥)




重い微妙な空気を遮るかのように、高橋の携帯が鳴った。


「あっ‥!!」

高橋は携帯に表示された名前を見て一瞬で笑顔になった。


「彼女からです」


喜びと緊張からか何故か敬語になる高橋。

「ちょっとゴメン」

そう言って別の部屋に行き話し始めた。

「もしもし────」


高橋の話すテンションは高く、とても嬉しそうに会話していた。




その隙にリエは手早く着替えて部屋を出た。



(良かったね高橋)






(私は‥‥)



高橋とセックスした事を激しく後悔した。


高橋とのセックスがイヤだったワケではない。

彼女がいるのにセックスしてきた高橋がイヤだったワケでもない。


頭の中身体中はマサノリでいっぱいなのに、またしても彼女がいる男と平気でセックスしている自分がイヤだった。



高橋にマサノリを重ねていたのはリエも同じだった。




(何やってんだろ私‥‥)




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あきゅろす。
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