main_10|09|20 とんでっちゃった!(留戦)

20000hit御礼小説。
「甘い留戦、エロあり」
18歳未満閲覧禁止。
してるだけ。


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戦人。
耳元で名前を呼ばれて、ぞくぞくとした何かが背筋を這い上がった。それに耐え切れずに、熱く息を吐き出す。その反応を見てか、親父はくつくつと喉を鳴らして笑った。
畜生、どうせ敏感だとか思ってやがるんだ。ああそうだよ悪いかよ、手前がこんな身体にしたんだろうが。
激しく揺さぶられるお陰で、その言葉は喉から出てこない。代わりに出てくるのは意味を成さない喘ぎ声ばかりで、無性に恥ずかしくなる。
一度そう思ってしまうと、自分の置かれた状況全てが羞恥を掻き立てた。裸に剥かれて、四つん這いで後ろから犯されているこの状況。相手が親父じゃなかったら、同意じゃなかったら、絶対に舌噛んで死んでる所だ。


「ヒッ、あ!」
「…こら、何余所事考えてんだ?」


一際激しく、粘膜を擦られてはしたない声が上がった。余所見をしていた俺を咎めるように、しつこく奥を突かれる。その癖達しそうになったら動きを緩めるのだから、もどかしいったらありゃしない。
好き勝手しやがって。もどかしさと苛立たしさでおかしくなりそうだ。


「ア、ん…っ!」
「……っ…」


腰に力を入れて、わざとぎゅう、と中にあるものを締め付けてやる。案の定親父は小さく呻き、動きを鈍らせた。ざまあみろ。内心舌を出した。


「…っ…!?っあ、ひぁあっ!」


唐突に、身体をひっくり返され、向き合う形になる。予想もしていなかった刺激に思わず達しかけるが、ぎりぎりの所でそれは叶わなかった。


「うぁ…、おや、じ…っ?」
「…どこでそんな誘い方覚えたんだ、戦人ァ?」
「さ、そってなんか、な…っうあ!」
「もっと激しくやってくれって、強請ってるようにしか思えねえぜ」


足を抱え上げられて、身体を揺さぶられる。先程までとは比べ物にならない快感に、耐え切れずに射精した。それでも親父は動きを止めようとはしない。駄目だ、これ以上は。


「っん、あ、あァ、や、もう、無理…っん!あっ」
「嘘付けよ、まだまだいけんだろ?」
「は、あー…っ…!…ほ、ほんとに、駄目だって…!」


クソ親父、手加減しやがれ馬鹿!
そう叫んでやりたいが、そんな余裕は無い。頭の中がめちゃくちゃで、本当におかしくなりそうだった。

ぐらぐらと定まらない視界の中、親父に向かって手をのばす。口にせずとも意味は伝わったらしい。すぐに口付けが降って来た。




とんでっちゃった!
(常識とか其の他諸々が、ね)






あきゅろす。
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