main_10|07|24 まずは第一歩(天戦)
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昔書いたものです
学パロ?

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しつこいくらいにしっかりと慣らしたそこは、始めよりも赤く染まりひくついていた。それを確認して、ようやく自分のものを宛がう。逸る気持ちを抑えつつ、極力ゆっくりと腰を進めていく。本来排泄の為に使うはずのそこは、熱く狭い。持っていかれそうになるのを必死に堪えながら奥へと進んでいると、戦人が苦しげな声を漏らした。


「戦人さん。…やっぱり、辛いんじゃ、」
「…大丈夫、っ」


目を潤ませた戦人の眉根は寄っていて、どう見ても大丈夫そうな表情をしてはいなかった。苦しいのは当たり前だ。男の身体が、男を受け入れるように出来ているはずがない。
(どうしよう)

戦人は明らかに痛がっている。大丈夫と言っているのは口だけだ。やっぱり、もっと慣らしたほうが良かったのか。


「……っの…」
「戦人さ、んっ!?」


躊躇して動きを止めた天草の腰を、戦人の足が絡めとリ、ぐっと自らの方へ寄せた。当然のように、深く咥え込む事になり、戦人はびくりと身体を震わせた。


「ば、ばとらさ、」


慌てて身体を離そうとするものの、戦人の足がそれを許さなかった。どうして。困惑した視線を向けると、苦しそうにしながらも戦人は八重歯を見せて笑った。全然駄目だぜ、といつもの口癖を言う。


「何、遠慮してんだよ、馬鹿」
「…でも」
「そりゃあ、まあ…ちょっと痛い、けど、さ」


何が、ちょっとなんだ。眉間に寄った皺も、額に浮く汗も、小さく震えている身体も、ちょっと所ではない痛みを感じているからじゃないか。


「大丈夫だから」


戦人はもう一度、そう繰り返した。
黙り込んだ天草に手を伸ばし、長い前髪を梳くように撫でる。


「…なあ、続き、してくれよ」


柔らかく笑む戦人の唇を、天草の唇がそっと塞ぐ。同時に、天草は再び腰を動かした。











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