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74.大好き、大好きだよ



偽りなんてない



恭弥様には嘘なんて、全くなかった



本当に私を好きでいてくれて、誰より思ってくれていて…



もう何も心配することなんて無いのですね













『ん、んぅ、…』

「…ん、…ふ…」


甘い甘いキス
大好きな恭弥様との大好きなキス
お互いの舌を絡ませあって、吐息を交換しあって…


ごろ…


『ん、…んん、…』


いつの間にか恭弥様を組み敷いていた私が恭弥様に組み敷かれて…
それでもなおキスは続いた


ちゅっと音を立てて恭弥様が私の唇を啄んで…
口元にはきらきらひかる唾液が零れて…


『はぁ、…っ』

「はぁ…」


やっと唇が離れた
私も恭弥様も肩で息をしてしまっている



ぺろ


ふわりとまた恭弥様のさらさらの髪の毛が顔にかかったかと思うと、恭弥様が私の首筋を舐めてきた

『ぁ…。』


ちゅ、と軽く吸い付いた後に鎖骨を食べられてしまうように舐められ、恭弥様の手が私の胸の辺りに置かれる


そしてぷちぷちと3つほどボタンを外され…




ちゅ



少しだけ開いた衿の隙間から胸にキスを落とされると、ぎゅっと抱きしめられた



「……今はまだこれだけで充分だからね…」


恭弥様はそのまま目を閉じてすりすりと頬を擦り付けてきた


「…大人になったら…覚悟しといてね…?」

ふと顔を上げてにやりと笑った恭弥様のお顔は、大人の恭弥様が悪戯する時のお顔と全く同じでドキッとした


















*****





柔らかい

気持ち良い


大好きな霄に抱き着けてとても幸せだ

このまま犯してしまいたくなったけど、それはまた時が経つまで我慢しよう



もうこれから絶対この子を離さない


この子が嫌がらない限りは…



大好き、大好きだよ




人をこんなに好きになるなんて初めてだ


「好きになる」ってとても幸せなことだね


…霄…
















1番幸せになれた回をスランプ期に書くとは…
要約させて下さい…←
ヒロインちゃんは一度殺されかけてから雲雀さんは自分に気を使ってくれているだけだとしか感じる事が出来ず、まだ不安として拒食症が酷くなりました。
ですが、過去の雲雀さんに会って、雲雀さんは上辺じゃなく本当に自分を愛してくれていると気付いたのです。

本当に2人が純粋に思い合う事が出来た回を書きたかったのですが書けているでしょうか…?

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