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69.仲良しさんに



「屋上。いくよ」

『あ、ハイ』


お昼時になって、恭弥様から屋上に行くように誘われた
なんでも風が心地よくて、いい場所なんだとか

先程作ったばかりの小さな和風ハンバーグ入のお弁当を抱えて屋上に向かった

















『わぁ…。本当に気持ちいい風ですね…!』


ふわふわと優しい風が私と恭弥様の髪を揺らす
眺めがよくて、綺麗な碧い空が広がって…

「……。」


恭弥様は隅っこに座ってお弁当をむしゃむしゃ食べてる
本当に恭弥様って食事を美味しそうに食べて下さりますよね


…23歳の恭弥様は何処でも所構わずに私を抱きしめたりキスしてこられますが、この時の恭弥様は恥ずかしがり屋さんなのか、先程応接室でキスした後は私に触れようとはしてきません








ガチャ



『……?』


突然屋上に唯一続いたドアが開く


『あ、ジュウダイメさん』

「あれ…?霄ちゃん?ひぃぃっ!ヒバリさんも!」

「何?群れるなら咬み殺すよ?」


「てめぇ10代目に手ぇあげんなら俺が許さねぇ!」

「……お…」



ジュウダイメさんの後からは初めにお会いした時にも側にいらしたお2人。
お友達みたいですね
そして…赤ちゃん…?


「ヒバリ。お前に頼みてー処理があるんだが。」

「やぁ赤ん坊。いいけど貸しだからね」


何やらとても仲睦まじい様子です。恭弥様も心なしか嬉しそう。わくわくしているように見えます

「ああ解ってるぞ。これは取引だからな。ちょっとここでは話せねーから面貸してくれねーか」

「いいよ。」



恭弥様が赤ちゃんに連れられて階段を降りていってしまわれました
あの赤ちゃん凄い方なんですね



「お!うめぇ!」

後ろを振り返るとジュウダイメさんのお友達のお2方が私が作ったお弁当をつまみ食いしていた

「なんか久しぶりに安心出来る弁当だぜ…(いつも姉貴がとんでもねぇもん作るからな…)」


「ちょっと、獄寺君に山本!勝手に食べちゃダメだって!」

『あ…構わないですよ。』


実は先程味見をしながら少し食べてたし…
少しでも食べ物を受け付けられるようになったのが嬉しくて…


「霄ちゃん、ごめんね。あ、俺沢田綱吉っていうんだ。よかったらツナって呼んでくれていいから!(10代目はちょっと…)」

『ツナさん…?』

「うん!で、こっちが獄寺君に山本!」

「弁当はうまいからまあ認めてやる」

「よ、よろしくな!」


相変わらずおにぎりを食べているのが獄寺さんで、ちょっと照れ気味にしていらっしゃる方が山本さん…
よし。覚えました


『よろしくお願いします』

なるべく笑って会釈すると、ツナさんもつられて会釈してくださった


よかった
この方々とは仲良しさんになれそうです














****


「で、用は何?」

「六道骸の捕獲だ」

「!六道骸…」

「奴がまた脱獄した。だが、全く行方が知れねーんだ。お前の裏の情報をもってしたら何か手掛かりが掴めるかもしんねーからな。また戦えるかもしれねーぞ。」

「ワォ…。それは魅力的だね。今度こそ絶対に咬み殺す…」
















もう完璧パラレルワールドです
ちなみに時間軸としてはヴァリアー戦前みたいな…
ヴァリアーが個人的に書くの苦手で…っ←すみません
あとは守護者になっちゃったら雲雀さんモデルになれないので笑
計画性がないと無茶苦茶です
申し訳ありません

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