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64.憧れの人



全く…
どうかしてる
キス…しちゃうなんて

何でしたかなんて僕だって解んない…

…柔らかくて心地よかったけど…



ガラッ


応接室のドアを開けた










*****


久しぶりのジャッポーネ。
会いに行くとしたらツナんとこかここしかねーからな
じゃじゃ馬にも一応挨拶しとかねーと

さっき来てみたら誰も居なくて驚いたけどな…
校門にも恭弥居なかったし…




ガラッ



?誰か来た





「おー恭弥!」


久しぶりだけど、何も変わっちゃいねーな。けど、後ろに女の子。恭弥のと対になるような制服着て…


「………なんであなたがいるの?」


「いや、任務でたまたまジャッポーネに寄ったからなー。ん?その後ろの可愛い子…。もしかして恭弥のカノジョか!?」


「!?っ違うに決まってるでしょ!僕は他人と群れたりしない…っ」

珍しく恭弥が取り乱してやがる…

『……?』


ひょっこりと恭弥の後ろから女の子が顔を覗かせる
優しそうな感じの可愛い子だな!

「よぅ、はじめまして。俺はディーノ。恭弥の家庭教師だ。」


『…ディーノ…さん?あ……』


急にその子の目がきらきら輝きだした
ん?何で…


『イタリアのマフィアのボスさんの…?』


「ん?ああ、そうだけど…」


「ちょっと待って。何で君がこの跳ね馬のこと知ってるの?」











****



ディーノさん

私の憧れの人
私が死にかけて壊れかけた時に救いの手を差し延べてくれた人
2人めのジュウダイメさん

きらきら光る金色の髪が凄く綺麗でよく覚えてる

まだ人と少しでも関わるのが恐かったころ。
いつでも話し相手になってくれて、大好きな憧れの方だった。



『…憧れの方なんです…』


「は!?」

「俺…が?」


『はい。とてもお優しくて強くて…』


今でもはっきり覚えてる。
忙しいボンゴレボスの変わりって言って可愛いお菓子や縫いぐるみを沢山持って来てくれて…
全然食べれなくてもにこにこして背中をさすってくれて…
戦いはいつでも強くて…

凄く憧れてた


「…俺…会った事…あったっけ…?」


「あ…」


忘れてた。
私がいるのは8年前
だから、ディーノさんが私のことを知る訳ない…


「ええと…。以前助けて頂いて…」


「そーか…。覚えてなくてゴメンな。でも今から覚えるから名前、教えてくれねーか?」


「あ、ハイ。如月霄と言います」


「霄、霄だな。よろしくな」


「ハイ!」





憧れのディーノさんとこんな所で会えるなんて…
凄く…嬉しい














ディーノさんを絡ませてみました
雲雀さんを妬かせてみたくて…←

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あきゅろす。
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