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14.僕のところに


「ただいま」

「お邪魔致します」

『お帰りなさいませ。…あ、六道さん』

「クフフ。本当に霄ちゃんが恭弥君のお家で働いているとはねぇ。」

「それどういう意味」





今日は骸が家に来ると煩かったから、仕方なく一緒に連れて来た。
相変わらず何考えてるか解らない顔してなにかとにこにこ笑ってる。




「…今日の夕食は何?」

『ハンバーグを作ってみました。』

「そう、じゃあすぐ食べるよ」

『はい。ではすぐに準備して参りますね。』



霄は一礼して台所へ向かった。



「クフフ。恭弥君の好みをちゃんと押さえていますね。賢い子です。」

「そうだね。」

「使用人としてはそれだけで文句なしですね。それに可愛らしいですしねぇ…。特ににこりと微笑んだ時が…、って恭弥君、顔赤くありません?」

「煩い。気のせいじゃないの?」


本当は気のせいなんかじゃない。
確かに僕の頬は熱を感じていたし、なにより今朝の霄のあの笑顔を思い出したら…

なんというか胸が弾むというか…

最初はあの時だけかと思ったけど、やっぱり違うみたいだね…




「クフフッ!恭弥君も霄ちゃん可愛いと思いますよね?」

骸はここぞとばかりに聞いてくる。
本当嫌な奴。


「…可愛いと…思うよ」



かしゃんっ



「「?」」


何かが落ちるような音に僕と骸は振り向いた




そこには箸を落として顔を赤く染めた霄がいた。



「霄…」


『も、申し訳ありません。すぐに、すぐに変えて参ります!』


霄はそそくさとその場を去った。
隣の骸を見ると、何やら変にニヤニヤして笑っている。



「クフフ…。本当に霄ちゃんは可愛らしいですねぇ。純粋で初々しくて。」


「僕のものなんだから、あまりからかわないでよね。」


「おやおや怖いですね」


全く。
骸は完全に僕と霄をおちょくってる。


「それより恭弥君、着替えて来たらどうなんです?スーツはきついでしょう?」


確かに今日の僕の恰好はスーツで、多少疲れていた。


「…そうするよ。」




*****



さて、邪魔もいなくなったことですし、本格的に口説きますか。

ちょうどいいタイミングに霄ちゃんが御膳を持って入って来る


『お待たせ致しま…。あ…れ?恭弥様…は?』

「恭弥君は服を着替えに行きましたよ」

『そうですか…。』


霄ちゃんは御膳に料理を並べ、食事の準備を整えている。

今がチャンスですね


「クフフ。本当に霄ちゃんは可愛いですね」

『え…?』

霄ちゃんは驚いたのか手元の作業を止め、僕の方を見つめ、頬を染めている。

「それに料理も上手ですし、優しくて賢くて美しくて…」

『え、あ、』

慣れていないのかオロオロとする姿も新鮮で可愛らしい。
戸惑う霄ちゃんに近付き、自然に肩に手を回す。

「恭弥君の所でなく、僕の所に来たらどうですか?雑用ばっかりしなくていいし、毎日愛してあげられますよ?」


顔を近づける。

あと唇まで、3p


『んく…』

小さく霄ちゃんの喉がなる

あと2p


僕も目を閉じる


あと1p……







1番中途半端に終わってみました
骸さんの全力セクハラの回!←なんだそりゃ
この話書いている上で骸さんはとっても動かしやすい方で気に入ってます
だから骸さんに愛をそそいでしまうのかもしれません
ゴメンね雲雀さん笑

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あきゅろす。
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