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I don't know
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―――― 廊下を歩いていていきなり腕を掴まれた。見上げると流川でちょうど周りから死角になるスペースに連れられた。
抗議の言葉も告げる間も与えられず口づけられた。
「‥‥っ!‥‥ッカ‥ャロウッ。誰かに見られてたらどうすんだよ」
「かまわねえよ」
壁に押され、また唇を塞がれた。
「るっ‥‥」
振りほどこうとする腕はびくともしなかった。
その間に唇は首筋へ移り、学ランの襟を開き鎖骨を強く吸い上げた。
「‥‥つぅ‥‥」
流川はTシャツから覗くところをわざと吸ってキスマークを付けた。
「ッバカヤロ、これから体育あんだぞ」
抵抗という抵抗ができず、流川にされるままになって悔しくってしょうがなかった。
流川も本気でやってはこないのをわかっている。だから執拗に苛めぬく。
「知ってんよ。だから付けた」
しゃあしゃあと言う流川。
「昨日の腹いせかよ」
何も言わず洋平を見下ろすと手を離し行ってしまった。
こういうときの流川はわからなかった。
それよりもコレをどうしようかと洋平は考えた。絆創膏でもあればいいんだがそんなもん持ってるわけなかった。
悩んでいると晴子に会い、そうだと思った。
「晴子ちゃん、絆創膏持ってる?」
「あるよ。洋平君どうかしたの?」
「うん、ちょっとね」
待っててと晴子は教室に入り持ってきた。
「ありがと」
晴子がくれたのは可愛いキャラクターの絆創膏だった。
女の子だよなと笑い、キスマークを隠した。
体育の授業中、花道にしつこく聞かれたが教えないの一点張りで通した。特に絆創膏のことは。晴子に貰ったなんて言えばどうなるかわかったもんじゃない。

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あきゅろす。
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