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アンラッキーボーイズ





「コノヤロー……面白がってやがる」



太一たちが目を離した隙に
アメリカに行ってしまった敵

そこでプログラムを破壊しながら
敵はネットワーク内を歩き回っていた


「完全体とはいえ、まだ生まれたての
子供ですからね」


光子郎はウーロン茶を飲んだ





「何をするかわかりませんよ」

















No.11 アンラッキーボーイズ

















「誰か何とか止められないのか?」

「放っておいていいもんじゃないよねー」


太一と時雨は
パソコンに映し出される
アメリカの様子を見て
光子郎に言った


「ただのコンピューターの不調でないことに気づいてる大人だっているはずです」

光子郎はウーロン茶を飲む

「でもまさか原因がこのデジモンだなんて思ってもいないでしょう」


―――そーだよねー


時雨はパソコンを見つめながら
ため息をつき


「じゃぁさ…どうすんの?」


と聞いた

光子郎はウーロン茶を飲みながら
横目で時雨を見る

そしてすぐに
コップを置いて言った


「テリアモンたちに戦ってもらうしか…」


「戦うって言っても……」


時雨がそう言いかけた時だった



チャリラリンッ



「―――!!!!」

「あ………!!」

「!?」




突如パソコンが鳴った


驚きパソコンに顔を近づける三人――


画面にはさきほどはなかった
一つの映像が映し出された




「ヤマトっ!!」


太一が叫ぶ―――


太一光子郎時雨の見る
映像の中には



『待たせたな!』

『デジヴァイス接続したよー』



ヤマトとタケルがいた




『そうですか!よかった!!』

『やったぁー!!』


三人はようやくの
ヤマトとタケルの参戦に喜び
手を叩き合う――


そんな様子は
ヤマトたちの方にも
しっかり映っていた


太一時雨光子郎の順に
並んですわる時雨たち



「……………。」



―――なんで時雨が
真ん中なんだ?



―――それに近すぎだろ!!



「お兄ちゃん。落ち着いてよ」


ボソッとタケルは
ヤマトに言う


―――やっぱ東京にいればよかった…





『よぉ時雨…//////』


「よっヤマト!久しぶりー!!

てか下痢大丈夫ー?!」


『は?!』

いきなりの意味の分からない
時雨の質問に戸惑うヤマト


「それよりもさ
島根バカにすんなよ」


『え?!』


「パソコンあっただろー??」


『あぁ……そういうことか…』


時雨の言っていることが
わかりヤマトは時雨に
向かって言った


「一緒に戦えるなっ!!」


「なっ!!」


ヤマトと時雨は
笑いあった


「ちょっと待て」


『なんだよ』


「俺と光子郎もいること知ってるよな?」


『ああ、知ってるけど?』


「「…………。」」


―――え…睨まれた?



それよりもやりにくいな………


なんかすごい視線を感じる………



「子供に使わせて大丈夫かいな?」

「東京の子はしゃれちょるねぇ」



後ろにはおっさん

横にはおばあさんとおじいさん



ヤマトとタケルがいた場所は


超ド田舎にある理容室だった



先ほどのおじさんが
散髪ついでにとバイクで
連れてきてくれたのだが―――


『おいっ!どうしたヤマト!おいっ!』

『ヤーマートー!!!』


「い、いや………」


―――もうちょっと
違う場所が良かったな



「何でも………ないけん」



















「よかったぁー」

「一時はどうなることかと思ったぜ。
まぁ、ヤマトにはかなりムカついたけどな」

「ですね」


「えぇ!?なんで??どのタイミングで!?」


「気にするな」


時雨と太一と光子郎は
安堵の言葉を口にした


光子郎は
またもウーロン茶を飲んでいた



「「………。」」


「太一さん、ウーロン茶もらいます」


「おいおーい光子郎〜」

「??」

「飲みすぎだろ」

時雨はポンと光子郎の頭を
叩き突っ込んだ


「だっておいしいじゃないですか


いただきます」


「え?俺の返事は聞かねぇの?」


ごくごく……

光子郎は太一を
無視しウーロン茶を一気に飲んだ


にっこり(^o^)


「おい……俺は一言もいいって言ってねぇぞ??」


「すいません……」

光子郎はペコリと頭を下げた


「いーじゃん別にぃ。ケチだな太一は〜
もっと優しくなれよー」


「………………。



光子郎飲んでいいぞ!!



「えぇぇぇえ?!(゚Д゚)」


―――なんですか!!

その態度の変わりよう!!!



それに………


飲んでいいと言われても


もう飲んでしまいましたけどね






















「みんなはまだ捕まらへんのやろか?」

テントモンは不安そうに言った


ネットワーク内―――


アグモン、テリアモン、テントモンは
少しだけ休んだ後すぐに
敵に向かって移動していた


「だったら、またボクたちだけで
戦うしかない!!!」

「心配ないよっ!!」


アグモンとテリアモンは真剣だった


「せやけど………」


―――相手はほんまに強いんでっせ…


テントモンがそう言いかけた時だった




「アグモン!テリアモン!テントモン!」



「「「んっ!?」」」


不意に自分たちを呼ぶ声が聞こえた

声の聞こえた方向には―――


「あぁっ!ガブモンにパタモン!!」


ヤマトのパートナーデジモンの
ガブモンと
タケルのパートナーデジモンの
パタモンがいた


「僕たちも来たよー!」

「遅くなったな!!!」



「時雨!連絡とれたんだね!!」

嬉しそうなテリアモン

『テリアモン!!今度こそ!!』

「おーけー!まかしといて!!」


ネットワークの中を進む
デジモンたちの頭上には
時雨たちの映像が
映し出されていた


『頼むぜ!ガブモン!!』

『がんばって!!パタモン!!!』

『みんな!僕が誘導します!!』


「「「「「おーけー!!」」」」」


デジモンたちは
力強くパートナーたちの言葉に
答える



「今度は絶対奴を倒してみせる!!!」



デジモンたちは
戦闘態勢へと入った!!!!

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