紅凜学園
君とどこまでも
「5002…会長室、だったよな?」
「そう、俺の部屋だよ」
俺は、一つの真っ白な扉を前に動くことが出来ない。会長室…つまり、姫色専用の部屋なわけだが…。
専用って、贅沢すぎ…!まぁ姫色だから、っていう理由で済まされますけどね。凡人にはもったいない…贅沢な待遇も、姫色になら似合う。
「どうぞ?」
「うん…お邪魔しまーすっ…」
俺が圧倒されていたのを見兼ねて…かはわからないが、姫色が扉を開けて誘導してくれる。
そわそわしながら、姫色の後に続いて足を踏み入れた瞬間に、目が眩んだ。
うわぁっ……ぴ…ピカピカッ!!眩しいっ!!何ですか、この…夢の世界はっ!!
目がチカチカしてきた…。庶民にはツラいよ、あのシャンデリアとか…。
そりゃあね、お金持ちさんは、こういうのは見慣れてるとは思いますけど…。それに、眩しさなんて今更だろうけど…っ。
何だよシャンデリアって!高級品め!
「なぁ姫色」
「ん?」
「この部屋…恐ろしくこの変装と合わないな…」
ずばり、皇室とオタク。何かのタイトルですか。
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