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ピーターパン症候群



気まぐれな君に、いつも夢中





「じゃーん!!」

「…どうしたの?それ」

「あれぇ?反応薄いなあ。つまんないのー」

「桑原君ん家の永吉じゃないか」

「ピンポーン!可愛いでしょ!」

「可愛いけど…、どうしているんだ?」

「蔵馬ん家来る途中で桑原君に会ってね、永吉もいてさー。可愛いから借りたの!」

「へぇ、確かに可愛いね」

「でしょー!あー!永吉!じっとしてなきゃ、メッだよ!」

「ははっ、ウロウロするのは猫なんだから仕方ないだろ」

「わかってるよー。あっ!ダメだって!えいっ!
捕まえた!!」

「…」

「あったかいしフワフワだし小さいし、可愛いよね〜。あ!永吉ったら!くすぐったいよ〜」

名前

「何?…っひゃ!」

名前もあったかいし小さいし柔らかくて、可愛いよ」

「もうー、いきなり何?」

「捕まえとかないと逃げちゃいそうだからね」

「…何?蔵馬、もしかして永吉にヤキモチ?」

「…まさか」

「今の間は何よ…」

「さっ!十分可愛がってあげたし桑原君に返しに行こうか」

「なっ!まだ全然じゃん!!」

「次は俺が名前を可愛がってあげるよ。全身でね…」

「う〜!ずるい〜!ばかー!!」




このあとすぐに蔵馬に手を引かれて桑原家へ行ったのはいうまでもない







「はあ…、永吉…」

「俺にももっと構ってよ」

「蔵馬、こどもみたい」




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