[携帯モード] [URL送信]
[*1]





「で、結局はどーいう内容のメールしたの」
「ぶへっ!! 理沙までもっ」





お昼、お天道様(太陽だよ)がポカポカだったから屋上で食べることにしました。
ちなみに、倉持とかずは購買にパン買いに行ってるから後から来ます、
いやぶっちゃけ来なくても構わないんだけど・・・これでおまけに純さんとか亮さんとか着いてきちゃってたらホントシャレになんないからっ!
お弁当すっからかんどころじゃなくなっちゃうからさ、そーいう楽しい仲間たち! を連れてくるならば一生戻ってくんなーって感じの訴え。





「もしかして、今日ニヤけてたのってその鳴っていう子がかかわってるとか・・・」
「なわけない!! 鳴はまったくもって関係なーいっ」
「でも親しそうだし、名前呼びだし、メールやりとりしてるし、しかも夜に」
「(この子はそんな情報をどこから仕入れてくるんだか・・・)」





もうこのさいメールの内容を言ってやろうか、いや、見せてやろうかと思ったとき屋上の扉が勢いよく開いた。
なんでこいつらこんなタイミングいいんだよ、どーせならあと数秒でいいから遅れてこいよ、っていうのは心の奥底にしまっておこう。





「ちょっと、あんたたちなんでこんなタイミングいいわけ? せっかく名前がメール見せてくれるって」
「いやいやいや、理沙さーん? あたしそんなこと一言も言ってないんだけどー」
「まじか! やっと見せる気になったかこのやろう!」
「 ヒャハハハ結局はこーいう落ちかー」
「(あたしの言葉は無視か、こら)」
「早く見せろよ、ケータイ」





なに言ったって無駄なのね、今のこいつらの中には人の話をきくっていう選択肢がないのね。
戦う、呪文、驚かす、無視る、逃げる、さあどれを選ぶ!
っつってもあからさまに呪文とか無理だしなー、戦うのも倉持いるから無理だしなー、ここは無視るか逃げるだな。
驚かしたってあんま意味ないし、よし!決めた、無視る!






「おっ、ケータイはっけーん」
「ナイス御幸!」
「ヒャハ、意外と間単に取れたな」
「(無視無視・・・)」
「えっとー、」





無視だー、無視!耐えろあたし!あんなのうそに決まってる、はめようとしてるだけよ!
無視だー、って思ってたんだけど・・・かずが音読してるそのメール、確かに昨日鳴とやりとりしていたもの・・・ってことは!! あいつらマジで見てんのか!! 冗談抜きでーっ!?





「こらこら、勝手に人のケータイ見るなっつーのっ」
「おわっ、ちょ、いまいいとこだったのに」
「いいとこも何もないからっ!!」





まったくもー、ほんと性格最悪なんだからーっ。
そう呟いたらかずが満面の笑みで、お褒めの言葉有難うございますって言ってきた。
やっぱうぜー。







続、メールの内容
(へんたーい、バーカ)







あきゅろす。
無料HPエムペ!