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淫せ妄り汝


淫される白濁に
穢された汝我體
抱き寄せた灯燭と
永久に永らえよと

   ケラク  ホムラ
蝕んだ快楽の焔
埋め込んだ腹の種
結ばれぬ絃為らば
鋏で斬り落として


抱かない牡丹よ
狂い咲き乱れよ
降り立つ刄に
逆らう事無かれ
拳の程のその朱球に
さぁ皮膚を破壊して
静かに鼓動止まん



幾年の季節越えて
想いしは汝我我子
腕に抱く菊乃香は
花弁濡らし涙誘う

愚かだと嘆きども
続く血に抗えど
何時かは芽を息吹き
神の子を宿すのでしょう


抱かない牡丹よ
雪に埋もれ
今にも散り逝く
眸に魅せられ
刄の如きその煌に
嗚呼汝我宿命
静かに手を墜とす



いざ開かん白乃門
いざ来られたし獄卒
脈打ちしその體
震えを止まらせて
望まれぬ
汝我我の命


抱かない牡丹よ
赦しを乞おう
こんなに愛した
罰と為りて
瞼を閉じたそのお姿に
嗚呼再び息吹を
為らぬと知りつつも


淫せ妄り
汝よ





(汝我)(、我が靈)
 



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あきゅろす。
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