神々遊戯
市松模様の盤上で踊る
捌条の陋屋 区画しませう
誰も天上に
横臥をしてはいませぬと王は仰りませう
臈長けし女王の
頸許を見よ
繩摺れの痕が紅く滲みうる
如何に致すのか
拾六の駒を
神々の盤上で遊戯ばれし我等に救済を
駆け逝く騎士達 名も無き己等の義侠
祭壇の柩 実には蒼き王
真実は易き事
神々に玩ばれて命は枯れゆく
老躯に耐えられず
嗚咽せし女王
白濁の蛇に唆れ冀う
心の臓を
嘔吐せすれば叶う
千古渡る咎無き靈よ稲妻と成れ
ひとりの騎士が
祭壇に魅せられ
白濁の蛇が剣を持ち出さん
此れで王の
頸を截断せよ
さすればお前は永久の英雄ぞ
握る拳に
奮える闘志
惑う結末は剣を掲げん
嘲笑う蛇に
天上の神々
手首に遺すは消える事無き紅き指痕
(我等は生まれ堕ちた時から神々の遊戯の駒なのだ)
*back#next
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
