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ギャップに弱い


×赤也と柳+α




柳先輩は意外とずぼらだ。落としたプリントはすぐに拾わないし面倒臭がって昼飯食べなかったり、この前なんか「目が痛い」とか何とか言ってて副部長に「眼科へ行け」って言われたのに「放って置けば治る」と言って結局行かなかったらしい。見た目と性格からしてすごく几帳面なのだろうなと思っていたから現実とのギャップに始めはついていけなかったくらいだ。今では落としたプリントを即座に拾ってあげるくらいの余裕もできた。俺、柳先輩にお礼言われるの好きだしね。あ、またほどけた靴紐そのままにして歩いてる。しょーがねー俺が言って直してあげよう!


「柳先輩!靴紐結ばないと危ないっすよ」
「…あぁ、後でやろうと思っていたんだ」
「それじゃ危ないっす!」
「それもそうだな、ありがとう赤也」
「へへっ」





「…なんかむかつくんだけど」
「ほっときんしゃい。見るだけ無駄じゃ」
「赤也うぜェー」






俺だけの特権



「…赤也、お前ユニフォームを裏表逆に着ているぞ」

「げっ!恥ずッ!」


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