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きらいきらいきらい


 自分が一番嫌いだわよ、と彼女は痛々しく言った。
 それはそれはなんでもない風に言うから、何とも痛々しく見えるのだった。

 彼女は、とても変わった生き物だった。

「嫌いなのよ」

 でも、自分は大好き。だから大嫌い。私の好きなものを好いているものなんて嫌いよ。
 頭可笑しいよ馬鹿じゃないの、と笑ってしまえる僕のセンスのほうが痛かった。

 これだから、僕の友達ってやつはみんながみんないかれてるんだ。

「じゃあ、あんたは僕のこともお嫌いですか」



(だって僕もあんたが大好きな君が好きだから)
(頭トチ狂っちゃってんのは僕の方ですね)




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電波さんと狂気さんはもろタイプですうひい


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