そんな役割 歩く度にふわふわと揺れる金紗の髪を見つけると、自然と体が軽くなった気がする。 殺剄を使い忍び寄る。 「 」 コツコツと床に響く規則正しい足音。 カチャカチャと鳴る剣帯。 ───次の曲がり角が、チャンスだ。 「レイフォン何してるんだ?」 「わぁっ!!」 驚いた。 全神経を目の前のニーナに集中していた為後ろのシャーニッドの気配に気付かなかった。 レイフォンの今の声で前のニーナもこちらに気付いた。 「シャーニッド先輩にレイフォン?まだ訓練の時間じゃないぞ」 小首を傾げて男二人を見る少女。 あ、とシャーニッドは小さく声を上げてちら、とレイフォンを見た。 凄い形相で睨んでいるレイフォン様と目が合う。 「よくも邪魔したな」的なセリフが似合いそうだと思う。 四歳も下の後輩なのに、その迫力は汚染獣より凄い。 「(わ、悪かったってレイフォンっそんなに睨むなよ〜)」 「(‥先輩、訓練に付き合って頂けますよね?(にっこり)」 類→「体育館裏に来いよ」 「‥‥‥‥」 笑顔なのにレイフォンの目が笑っていない。 シャーニッドは自分の半死を覚悟した。 ───俺って損な役割だよな‥。 はい。 シャーニッド愛好家のお方に絞め殺されそうな物を書いてしまった八月一日です。← 私もシャーニッド大好きですので岩投げないで!! シャーニッドは面倒見が良いお兄さんなんですけど、地雷を踏みまくると 地雷原を突っ走れ^^ |