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novel
3分間にょ鮫妄想


「久しぶりだなぁボスさんよぉ!かれこれ8年ぶりかぁ」
「てめーか。まだ生き…なんだそのガキは」
「お゛お!お前とオレの子だぜぇ!今年3歳になるんだぁ!」
「ふざけんな。勘定があわねぇだろうが」
「でも間違いなくお前の子だぁ。紅い目なんかそっくりだろぉ?」
「…その銀髪、てめーの子には間違いねぇだろうがな」

主を8年も待つ間に頭がおかしくなったのかと、嬉々として話す鮫に憐憫と嫌悪の眼差しを向けるボス。
だが密かに調べ上げたDNAの鑑定結果は信じ難い驚愕の事実を示していた。

「正直に言え。どうやったらオレが眠っている間にオレの子が生まれる」
「そりゃあ、あいつもお前だからなぁ」
「あ゛?誰のことだ」
「10年後のお前」

つまり10年バズーカの故障で過去へやってきた三十路ボスが若鮫に手を出して子供が生まれるわけです。(←面倒になってきた)

しかし20代ボスはそんなこと到底受け入れられる筈もなく我が子を拒絶したまま10年の月日が流れ…今度は自分が三十路ボスとして過去に飛ばされることに。

そうして初めて目の当たりにした、ゆりかごから5年後のスクアーロ。

「もうすぐ会えるって信じてるからなぁ」

強がる口調とは裏腹に、ボスはスクアーロの限界を敏感に感じ取っていました。

「大丈夫だ」

多くは語らず、ただ震えるスクアーロの身体を抱き締めるボス。
この時の自分はそうせずにはいられなかったのだと、ようやくボスは気付きます。

「大丈夫だ、スクアーロ」
「な、なんだぁ?こんなのお前らしくねぇじゃ…んっ、ぁ」

そして再び、元の時間へと帰るボス。

「よぉ。おかえり、ボス」
「…カスザメ」
「あ?」
「あいつはどうしてる」
「あいつって誰だぁ?」
「お前の…、お前と、オレのガキだ」


 はい、おしまい!!
 こんなところまでお付き合い頂き有難う御座いました!

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