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赤面症の彼 [Sakurai.]


「ねぇねぇ、櫻井くん!!」


「う、わ。なに!?///」



櫻井くんは面白い。
なにがって?


それはもちろん、
話しかけたらすぐ顔を赤くするところ。


「ふふ。ねぇ、なんで赤いの?」


「う、うるさい!!///」


人見知りなのかな??
それとも私のこと意識して...?

淡い期待。


「櫻井くん、廊下で女の子呼んでたよ」


廊下を指さすと櫻井くん以上に
顔を赤らめた女の子が居た。



「モテるね、櫻井くんって。」


「....嫌味??」


「嫌味」


好きなのに。
他の女の子に呼び出されて、


嬉しく思う女の子なんか居るわけないでしょ。


「私、松本くんのとこ行ってくるもん!!」


告白されるとこなんか見たくない。


「愛里」


櫻井くんは私の腕を掴む。

びっくりして立ち尽くしてると、
櫻井くんはグイッと廊下まで引っ張る。


え、なになに!?


「....あ、櫻井くん...、えー....っと...」


やっぱり女の子は戸惑ってる。
だよね、私も同じ気持ちだよ


「あのね、彼女は今日から俺の恋人だから」


((ちゅ


「よろしく。
 告白なら、断るけど?」


「....あ、な、わかっ...た....」


女の子はパタパタと去って行った。


櫻井くんは私の方を見る。
顔が真っ赤、だ...


「ふふ、照れるならやらなきゃいいのにー」


「....俺のもんだもん。」



赤面症の彼、
やっぱり照れ屋で恥ずかしがり屋。


好きの言葉は照れずに言って欲しいな。












(ね、櫻井くんやめようよ)
(照れずに好きって言えたらやめる)
(....す、す、好き!!...///)
(ふふふ。照れたね、可愛い)
(...可愛くないよ)
(イケメン翔くん大好き)
(....だぁあああ!!!///
もう愛里大好き!!!)

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