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丸井ブン太
↑続き どんなあなたでも……



「ブン太君、おはよう」

「はよ、名前」




名前と丸井がゲームを始めてから三日が過ぎた。


そして、名前と丸井が付き合い始めたと学校中で噂になっていた。




「あと四日でどうやってブン太君に好きになってもらえるかな……」

「名前?どうしたんだよ?」

「ううん、何でもない。今日は一緒に帰れるんだよね?」

「おう。どっか寄るか?」

「うん。新しく出来た駅前のケーキ屋さんに行きたいな」

「いいぜぃ。俺も気になってたんだ」

「だと思った!楽しみだなー」




名前の笑顔に丸井も優しく笑った。




「あのブン太が、1人の女に対してあんな顔をするとはな……」

「そうだね……」




丸井と名前の様子を離れたところで見ていた柳と幸村がそんな話をしていたことを丸井は知らなかった。




「よし、行くか」

「うん!ブン太君、好きだよ」

「おう、サンキュー」

「………」




丸井が名前を好きと言う事はまだなかった。


そして、ゲームを開始してから一週間が経ってしまった。




「今日が、最後の日……」

「名前、約束だぜぃ」

「うん」

「んじゃ、いただきます」




チュ……と軽いリップ音がなり、それがどんどん深いものになっていく。




「え……ん、はぁ……ま……」




言葉にならない声が名前の口からこぼれた。




「ん………ごちそうさん」

「はぁ………はぁ………ま、丸井君?」

「ブン太、だろぃ?」

「ブン太君………どうして?」

「どうしてって………お前が俺のこと鬼の子だって知ってて告って来てくれたときからお前のこと好きだったんだよ」

「でも、一度も………」

「ああ、それはお前が俺の気を引こうと必死だったから可愛くて………つい意地悪しちまった」

「そんな………」

「んで、ゲームはお前の勝ちだけど………どうする?こんな意地悪な俺でもいいの?」

「どんなブン太君だって、私の好きになったブン太君はあなただもの」

「サンキュー。好きだぜぃ、名前」

「私も大好き!」




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