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丸井ブン太
始まりは、ゲームから



※この話は、パロディー夢です。苦手な方は回れ右して下さい。

































































































“鬼”それは、昔から忌み嫌われてきた。


しかし、現代に生きる鬼は人と変わらない姿をし、社会に溶け込んで暮らしていた。


そして、鬼の子である丸井ブン太は人の子と同じ学校に通っていた。




「おい、仁王ー!部活の時間だぜぃ?」

「ん……」

「起きろよ。仁王」




起きないと、食っちまうぜぃ?


その言葉は、小さな声で呟かれ仁王と丸井しかいない教室に消えた。



丸井は、普段お菓子を食べて誤魔化しているが、本当は人を食べたくて仕方がないのだ。




「マジで起きねーのかよ。先行くぜぃ?」




丸井が部活に行こうと歩き出したとき、突然声をかけられた。




「あの、丸井君。今、いいかな?」

「あー……告白なら勘弁してほしいんだけど?」

「私と、ゲームをしませんか?丸井君が私を好きになってくれるまで」

「そういうの、困るんだけど」

「丸井君が、鬼の子だから?だから誰とも付き合わないの?」

「なんで、それを……」

「ずっと見てたから。丸井君のこと」

「はぁ……で?ゲームを受けなかったらばらすとか?」

「そんなことをしても、嫌われるだけだと思うからしないよ」

「じゃあ、なんで?」

「丸井君が好きだから」

「俺がお前を食うかもしれないのに?」

「丸井君になら食べられてもいいと思ってる。だってそれだけ丸井君のことが好きだから」

「ふーん……いいぜぃ。受けてやるよそのゲーム」

「ありがとう。それじゃ、明日からよろしくね」

「おう。……てか、期限とかは?」

「そうね……一ヶ月と言いたいところだけど、一週間くらいかな?」

「一週間ね……一週間過ぎたら俺の勝ちってことでお前を食っていい?」

「いいよ。私が勝ったらこれから一生付き合ってね」

「一生?……わかったお前が死ぬまでずっと一緒にいてやるよ」

「決まりね。じゃあまた明日、ブン太君」

「おう」

「あ、そうだ。私は苗字名前改めてよろしく」




こうして、名前と丸井のゲームが始まった。




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