死を視つめる娘
水仙
双子の姉の突然の死により歯車は正常に回り直した。
姉を殺したマグルをマグルという存在を嫌悪していったのは、
トム弟1人だけではなかった。
まず
元より純血主義にしてマグルをいないものとして、
目にかけていなかったマルフォイ家の
現当主アブラサクスを筆頭に、
トムと行動を共にしていた人も、
マグル殲滅を志すようになった。
トムの姉は賢くそれを鼻に掛けることなく隔たりなく接していた為、人望があった。
少数人だが
グリフィンドール生、ハッフルパフ生もそんなトムの姉に惹かれており、その死に悲しみ。
トムの言葉巧みに惹かれ、死喰い人になってしまった。
マグル狩りは最初は出所した罪人のマグルだけに行っていたが、その家族まで狩り始め、
ついにマグル生まれの調査をし始めた。
トムの今の唯一の良心の在りどころは今年入学する
シスル・ゴートン
入学について、トムは直々に赴いては来なかったのだが、
ふくろう便で体が弱いと繰り返し何度も書いていた。
トムとその姉の禁忌の子供とされるのだが、
どう考えてもあり得ない
"不思議なこともあるのう"とブルーの瞳の校長は組み分け帽子を棚から下ろした。
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