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未来視の姉 運命は変わらない
母子草
6年生になった、続けて監督生になっているので新一年生を寮へ案内する、

『謎解きの特殊な扉だから、出かける前は忘れ物がないかしっかり確認するのよ。』


私の髪の毛はすっかり長くなったおかげで上級生らしくなったと思う。

OWL試験はOを全てとっていたので魔法界での職は困らないと先生は口々に言っていた。

『ダンブルドア先生』

変身術学のダンブルドア先生のもとに訪ねた

「おお、クラニア。新しい百味ビーンズも持ってきてくれたのかね?」

『はい、新しい味が入っているんですよ。』

ダンブルドア先生は私に見えないように一粒を摘んで食べる。

『石鹸味。』

「正解じゃ」

『こういった小さな予知は頭が痛くならないんです。』

「ふむ、誰々がどうなるのかを予知すると頭が焦げるような痛みがすると。」

ダンブルドアはこの6年、他者のために予知能力を使い続けたクラニア・リドルを見た。

自分のための予知はできない、

それがクラニア・リドルの生まれながらの才能を証明していた。

予知をする際、紫水晶の瞳は黒く淀んでいる。




「クラニアとトムのご先祖のことを話そうと思うての。」

『サラザール・スリザリン...』

「いやそのサラザール・スリザリンではなくての。」

ダンブルドアは古びてボロボロとなった一冊の本をクラニアに見せた。

「中間のページにある、そぅっと見るんじゃよ。」

サラザール・スリザリンを心から理解したのは
『魔眼五姉妹』の子孫の1人だった。
ホグワーツ創立者とも親交が深かった、
しかしサラザール・スリザリンと
共にホグワーツを去った。



「つまり、先祖帰りのようなものじゃ。
トムは代々スリザリンの血に継がれるパーセルタング。」

トムはこのパーセルタングで上級生関係なく支配している、
友人というか「部下」も作っている。

『私の他に...魔眼使いはいらしたんですか?』

ダンブルドアを首を静かに振った

「魔眼使いはサラザール・スリザリンと嫁いだ魔眼使い以来、いなくなったとされていた。」



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