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未来視の姉 運命は変わらない
ハマナス
アブラクサス・マルフォイはオリバンダーの杖屋から出ると、
ある少女少年と鉢合わせとなった。

美しい双子の姉弟だと、心から思った。

──特にぶつかってしまった姉の方に見惚れてしまった。

紫がかかった黒髪

紫水晶
アメジスト の瞳

【 クラニア ・ リドル ! 】


アブラクサスはあの組み分け帽子が触れた途端にスリザリン、となったが、
クラニア・リドルは珍しく組み分け困難者、
50年に1回起こるか起こらないからしいと上級生たちの噂声を聞いた。

5分経ったところでようやく


レイブンクロー
機知と叡智に優れた者が集う寮となった。

これでグリフィンドールハッフルパフとなったら話しかけるのが難しかったと、
思いながらもやはりスリザリンに来てほしかった。

あの紫の瞳に囚われたのだろうか?

弟の方のトム・リドルは帽子を完全に被った瞬間に組み分け帽子はスリザリン、と言い放った。

さっそく寮に行くと監督生を筆頭に上級生からの新一年生への質問攻めが行われた。

アブラクサス・マルフォイは問われなかった、
ブラック家と同じ名高い純血名家、
上級生だって媚を売ってくる。

トム・リドル、リドル家なんて誰も知らないはずなのだが
身を打ち明けずに彼は既に周囲と打ち解けていた。

「グリフィンドールは10点減点!...スリザリン5点減点!」


クラニア・リドルの予知は当たった、減点されないように気をつけていたはずなのだが。

穢れた血を庇う混血に魔法をかけられそうになり
倍の倍の魔法をかけたことで減点となった。

防衛はいけないことなのかと騒ぐ上級生たちを置いてその場を去った。

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