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フランドール・スカーレット
身長
年齢
経歴
サラ・スカーレットがまだ吸血鬼ではなく人であった際にルーヴ・スカーレットと交わり生まれた、ヴァンパイアハーフ。

生まれた直後、強力なスカーレットの血に人の身が拒絶反応を示して死に掛けるものの、魔法により時を止められ、赤ん坊のまま凍結状態で生きながらえれる。
そして、月から不死と神の知識を持ち帰ったスカーレットにより、レミリアが生まれた5年後に再び目覚めさせられ、生を受ける。

その際に、ありとあらゆるものを破壊出来る力の欠片を埋め込まれる。この力の本来の対象は物質の破壊のみに捉われず、世界の根幹、法則、概念すらも破壊する。

この力は、これまで世界の破壊する役割を負わされてきた末神に宿ってきた力であり、力をその身に宿してしまったものはやがて暴走し、破壊の権化と成り果てる。そして能力が成熟しきった際に世界を滅ぼす終末装置となる。

なのでフランドールは危険視をされるが、仮にフランドールが死んだとしても力は別のものに引き継がれるため、フランドールを殺すという手段では解決には至らない。むしろ、フランドールを追い込む行為は、能力の暴走を促す行為でもある。

また、この力と相性の良い、炎の巨人王であるスルトの欠片も持っており、スルトと思わしき炎も魔神やレーヴァティンの力を内包した黒杖を召喚することが出来る。

フランドールと神々の力の相性は良く、なんとか十数年は持ち堪えるが、グレゴリオの登場で精神を追い詰められたフランドールは力を暴走させる。

しかし、スカーレットの残した数多の封印で、なんとか暴走が抑えられる。
その過程で裏のフランドール(後のクロ・エカルラート)が生まれる。

スカーレットが施した封印は二つ。
一つは能力により湧き上がる狂気を抑える封印。
二つ目は、フランドールの精神世界を二つに切り離し、その内狂気に染まってしまった片方に封印を掛けるというものだった。
そこに破壊の力の概念を炎の巨人そのものと見立てフランドールの内部に顕界させ、フランドールの人格も同一のコピーを作って切り離し、そのコピーに持っていれば炎の巨人さえ打ち倒したと伝えられる必勝の剣と、世界樹の根と実、月から持ち帰った不死の秘術を授け、戦わせることで能力を抑え込むという荒治療を施した。
もう一人のフランドールは訳も分からぬまま破壊の力そのものである炎の巨人と殺し合い続け、殺され続けるものの、何百年と休むこともない死闘の末に強化され続け、やがて巨人を打ち倒し、能力を完全に我が物とする。また、それ共に神話から続く神々の記憶と知識を引き継ぎ、全知に限りなく近い存在となる。

表のフランドールは裏の自分のことは知る由もなく、日々も生活を送り、やがて紅魔館の外にも興味を持ち、外来人であるアドルフ・ヴァイク・エリクソンに惹かれる。

だが、フランドールは狼男の異変で精神に負荷を負い、それにより元々劣化していた二つの封印は壊れ掛けるも、八意永琳により簡易的に修復される。
だが、どちらにしても能力を完全に制御した裏のフランドールからしたら、封印などもはやあっても無くても変わらない程度のものしかなく、簡単に破れるものでしかなかった。

やがて封印が壊れた時、フランドールは狂気に染まった燃え上がるような内面世界と、それを生み、その負荷を全て別の自分に押し付けてきた自分を自覚し、その醜さに激しい自己嫌悪に苛まされる。精神が壊れ掛けたフランドールは自己防衛として自らを巨大な宝石(世界樹の実)に封印し、裏のフランドールが顕界する。

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