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「そうなんですか、西本君にそんな趣味が…」

「よし他に質問あるか」

おぉいいぃいいいぃっ!!!
んな趣味ねえっつの!!
妄想の趣味はあるが体感する趣味はねえっつの!!

「ま、どMな西本にはちょうどいいんじゃね?」

嘲笑いするじんぽん。
ギリギリ歯ぎしりする俺。
じんぽんは苦しむ俺を無視しながら授業を続けた。








「はあー…」

1限目が終わり息を漏らす俺。

「2限目は…なし…か」

手帳を開きながらぼやくじんぽん。

「いや俺体育があるんだけど」
「仕事はないし保健室いくかな」
「いや俺体育があるんだけど」
「文句ないよな西本」
「いや俺体育があるんだけど!!!」

俺の存在について考えてくれよっ…大人なんだから気遣え!!そろそろ涙目で凹むぞ…!!

「なんで神がてめぇごときに気遣わなきゃなんねえんだよ。しかももう涙目で凹んでんじゃねーか何言ってんだよてめぇ馬鹿じゃねぇ?」

うああああぁぁぁっ…また読まれてるしなんかむかつく!!

「じんぽんっ…」

じんぽんはずかずか歩く
たどりついたのは保健室。
保健室…過去、BLの理想と現実について知ったあの場所…。

「えーと…じんぽ「上野、入るぞ」

保健室の扉を開くじんぽん。

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