6 「いや…じんぽん…さすがに授業は…」 ははっ…と顔をひくひくさせながらじんぽんにじんぽんに言う俺。 「この手錠のおかげで離れられねえからしかたねえよ糞があっ!」 いやいや確かにそうだけど…てめぇの生活にあわせられっかああぁっ…!!! 「知るかああああっ」 俺はシャアアアッとじんぽんに威嚇する。 「チッ…神のペットのくせにごちゃごちゃうっせえよ」 ああっもう!!ペットペットでなんだよ! 俺は歯をギリギリ 「ペット?」 聞き慣れない声が俺の背後から聞こえる。 「あ?」 じんぽんは俺の背後に視線をずらす。 背後には見慣れない白衣の先生。 「先生が生徒にペットって呼ぶのはいけないと思います。いや人間として最低だと思いますよ?」 ぴしゃりとじんぽんに言う白衣の先生。 じんぽんに説教だと…? 正気ですか 「あぁ?てめぇ誰だよ?」 じんぽんは白衣の男を睨みつける。 白衣の男色々な意味で終了のお知らせ 「ああ、あなたとは初めてですね。私は今日から保健室の先生になりました。よろしくお願いいたします」 白衣の男は半ベソかいている俺の頭をわしゃわしゃ撫でながら言う。 「ふーん…てめぇ名前は?」 じんぽんは嫌そうな表情で俺の頭をわしゃわしゃと撫でている白衣の男の手首をパシイッ…!と掴み言う。 「…上野 宏人です。」 [*前へ][次へ#] [戻る] |