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…ただでさえ側にいたくねえのにっ…
手錠をかけられたよ!
首輪の次はリードかよっいやいやいや頑丈すぎだろこのリード!!
ギリギリ歯ぎしりする俺
手錠をかけられたあと俺はじんぽんの側で生活しなきゃなんねえ事態に…。
俺は心の中で凹む
俺の異変に気がついたのかじんぽんは俺に…。
「…俺だって嫌だっつの…ベッドの上以外つかいもんにならねぇ奴と…チッ」
ぼそぼそ何言ってんだよてめぇ!!
可愛い生徒なんだから慰めのお言葉をひとつやふたつかけてくれよ…つかベッドの上以外使いもんになんねえって俺はどこまで落ちこぼれた生徒とみられてんだよ。
「……くそ神がっ」
「西本の英語の平常点天引きと」
手帳を取り出しざかざかメモをとるじんぽんてっ…
「うあぁあぁああっ!!」
俺はじんぽんにしがみつく。
「なんだ西本?平常点が0点になったぐれえでそんな騒ぐな」
と勝ち誇った表情で言うじんぽんっ…お…俺の平常点…とうとう底をついちまったよ…ううっ!
「かあーみぃーさあああああんっ!!!」
背後から理事長のくそ元気な声が。
「………」
じんぽんは黙ったまま
俺は涙を浮かべながら俺の側にきた理事長を見る。
「どう?神さんとの手錠生活?神さんとデキた?」
「手錠の鍵をくださいっ…もう朝の時点で身も心も…ボロボロでございますっ」
デキたのはあなたへの殺意でございます。
「えっ…ボロボロってもう…!?」
ドキッ…!とする理事長って
ふ ざ け ん な
俺じゃなく矢沢に手錠かければいいものを…っ!!
「とりあえず西本…職員室行くぞ…」
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