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「なあ…苦い煙草ばっか吸うより…俺の苦い液体吸ったほうがいいと思うぞ…」

会長は俺の目の前にガチガチになった自身を晒す。

「…はあ?口にはいんねーよ馬鹿じゃねー?」

俺は動揺せず煙草を吸いながら視線をずらす。

「大丈夫、俺がねじ込んでやるから」

会長は俺を壁に押さえ付ける。

「ちょ………!!」

**

「愛ある鬼畜にすっかなぁー…んーっ」

俺は携帯片手に悩む。
ちっす、腐大好き西本です。
明日の更新分の執筆をしてウハウハしている。
鬼畜会長×不良……萌え!!
俺は妄想しながらフフッと笑う。

すると

「西本…神の授業中に何やってんだ!!!」

嫌なボイスとともに俺の手から携帯が消える。

「あ?」

俺は横を見る。
俺の横には俺の携帯を握り締めている糞神じんぽんが。

「…ふーんBL小説か。しかたねぇな神が皆の前で音読してやろーじゃねえか」

「うあああああああぁっ!!やめえええぇっいぃっ!!!」

俺は携帯を取り戻そうと跳ねる。だがじんぽんは片手を高く上げ、妨げる。

「部屋でテメーの体を捧げてくれたら返してやるよ」

…はあ?

じんぽんは笑みを浮かべながら俺の携帯をポケットに突っ込み前の教卓に戻り授業を再開する。

「チッ」

俺は舌打ちしながら机を叩く。
じんぽん…糞神が俺の部屋にわき出てから2日目。
俺の生活は音をたて崩れている。
まだ俺の穴は開発されてないからいいがよ…。

「…………」

俺はチラリと窓際で隠れて煙草を吸うヤンキー 矢沢 秦二《ヤザワ シンジ》を見る。

じんぽんがアイツを押倒して攻めたてないかな…って妄想しちまう……。
元ヤンキー鬼畜教師×腐男子より元ヤンキー鬼畜教師×不良がいいよ…不良受け萌え〜。


「…………あ」


俺はピカーンっとひらめいた。

じんぽんと矢沢をひっつければ萌えるじゃねえか!!!!












チャイムとともに神本の授業が終わった

「たっりー…。」

最近男とヤッてねえから学校マジつまんねー。
そこいらの男俺好みじゃねぇーしー。
あ、俺タチね?猫じゃねーから。

「なあ矢沢」

「あ?」

俺は声のする横へ視線をずらす。
俺の横には瞳をキラキラさせた男がっ…て誰だこいつ?
あんま見掛けねーやつだな。
同じクラスのやつか?

俺はぽかーんとした表情で見る。すると

「矢沢って…男の体に興味あるか!?」

「………はあ?」

初対面のやつに言う言葉か?

まあ…のんけじゃねーけど。

「あ、いきなりごめんね。俺、西本弘っ」

「ふーん」

俺はじろりと西本っつー奴の体付きを見る。
………。
んー…Aランクかな。

俺は西本のケツを片手で掴む。
ん…柔らかいな肌の柔軟性もよし…と。




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