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わいわいラジオ03

「……耳が痛い…」
「その原因を作ったのは誰だい」
「俺です。うう、気をつけよう…」
「おう、そうしろい」

(「俺関係ないのにアキと一緒に説教されちまったし…」)



わいわいラジオ VOL,3




「エースさんはまだ帰ってきてませんよね?」
「どこまで行ってんのかねェ…」
「エースさん宛てじゃない質問を読みますね。どれも二つともマルコさん宛てです」
「まともな質問を頼むよい」
「まとも?…と、とりあえず読みます!燗那さんから、「もし、アキちゃんがマルコさんだけ…マルコさんだけを避け始めたらどうしますか?← 考えつく理由もお願いします!」ときてます」
「(まともな質問ッ…!)」
「マルコさん?」
「………アキ、俺が嫌いかい?」
「え?き、嫌いじゃないですよ、好きですよ…?」
「じゃあ何で避けるんだい…」
「避けてませんよ!例えばの話ですよこれ!」
「…ああ、そうだったな。あー…子供扱いしたら怒るよな?」
「俺子供じゃないですもん」
「(そんなこと言う時点で子供だってことに気づいて…ねェよな)他には、…そうだな、特に……(意識してって意味だったら、それはそれでおいしいわけだが、アキだしな…)」
「俺の顔に何かついてますか?」
「いや。特にねェよい」
「……俺、皆に避けられるのもイヤだけど、マルコさんだけに避けられるのも絶対イヤです…。嫌わないで下さい…」
「安心しろい。絶対ねェよい」



「何だかドキドキする質問ばかりですね…。もっと気軽に答えていくものかと思ってました」
「例えば?」
「好きな食べ物は?とか…」
「……そうだな」
「でも結構きてるんで止めるわけにもいきませんよね」
「ああ。次読んでくれるかい?」
「了解です。30RIさんとさんから同じような質問がきてます。内容は、30RIさんが「アキちゃんに反抗期が来て家出したりしたらどうしますか?または、恋人が出来て相手と駆け落ちしたらどうしますか?(それか知らないところで、恋人や好きな人ができたら)」で、さんからは「アキが“お嫁さんに行きます”もしくは“〜と付き合ってます”と言い出したらどうします?泣きますか?それとも相手捜して殺しちゃいます?」です」
「……」
「えーっと……。マルコさん、聞いてましたか?」
「悪い、今サッチとエースを殴ってたよい」
「え!?」

(「どこでだよ!」)

「とりあえず一つずつ答えていこうかい」
「は、はい…。反抗期ってどんな風になるんですかね?」
「アキにくるとは思えねェなァ…。アキ、俺らが嫌いになること、この先あるかい?」
「あるわけないじゃないですか!オヤジ殿には感謝してるし、皆優しいんですもんっ」
「じゃあ駆け落ちは」
「駆け落ちってアレですよね。好きな人とどこか遠くに逃げるって」
「そんなもんだい。船を降りて、どこかの島で暮らすってこと、想像できるかい?」
「んー…船を降りる気しませんし、好きな人ってどんな人なのか想像できない…。でもお嫁さんにはなりたいです」
「誰の!?」
「っ…え、っと、オヤジ殿の…」
「そうかい、それなら安心だよい」
「(こ、怖かった…)」
「もし外に好きな男ができたとしても、連れることも、船を降りることもできねェよい。させるわけがねェ」
「マルコさん?」
「アキ、外で好きな男ができたら教えてくれるかい?挨拶しとかねェとな、兄弟全員で」
「あ、はい。解りました」

(「いきすぎた親馬鹿って怖い。ってか嫉妬?」)

「サッチ、聞こえてるよい」

(「黙っておきまーす…」)



「くっそォ…!見つからなかった…!」
「あ、お帰りなさいエースさん!」
「あ!マルコ、何で俺の席座ってんだよ!」
「お前がいねェからだろい?」
「しかも何通か読んでんじゃねェか!これ俺とアキのラジオだぞ!」
「そのお前がいねェから代理で来てやったんだい。文句言ってないで読めよい」
「でもそろそろ時間みたいですよ」
「マジでか!じゃあちょっと休憩してくるか。アキ、腹減った」
「夜中ですよ!?」
「いいから作れよ。お前下っ端だろー」
「横暴です!エースさんなんて食べ過ぎてメタボになっちゃえばいいんだ!」
「俺がサッチみたいになるだと?サッチじゃねェんだし100%ありえねェよ!」

(「俺に対して失礼だろ!」)



(エース食事中の為、一旦休憩)


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